三年前の小説翼はいらない
書いてて一番楽しかった頃。
AKBもオワコンが叫ばれているもののまだまだ余力はあった頃。
ここからの数章、
手前お味噌だけどぱるるとまゆさんのなんともの切なさと
それぞれの蒼い時の煌めきが良く書けてると思う。
正直言って人の書いた小説はあんまし見ない。
食わず嫌いの読まず嫌いで自分大好きだから(笑々)
中でもぱるちゃんがらみや麻友さんがらみの指原莉乃シリーズはよく見返す。
他の小説サイトで書いてる自分ののものと比べても吐く言葉が妙に深くて心に染み入る。書く前からキャラに対して既に感情移入が出来上がってるからなのか、盛って書けるし相手に対しても一歩も二歩も踏み込んだ言葉が浮かぶ
例えば。。。
さしこが初めて麻友さんに出会うシーン
問い詰められたさしこがみんなの麻友さんへの思いを吐露していく
さぁ、言ってみなさい、腕組みをして身構える渡辺麻友の瞳があまりにも眩しくて私は窓の方へと顔を向けた。
「 いつもはらはらさせてどきどきさせてくれて、おまけに夢ばっかり見てる。
そんな渡辺麻友を私達は危なっかしくて見てらんない。
話す言葉は時にはみんなの心をえぐるように乱暴で乱雑、
いつも危うい言葉を私達に投げかける。
でもそれがまるで天使が囁くように聞えるときもある。
どれが本当の渡辺麻友?、日々そんな自問自答の繰り返し。
それでも私達は毎日、麻友さんの顔が見たい、みんなそう思ってる。
二階のこの窓辺に麻友さんの髪がなびいているのを見ると
みんな笑顔で部室に飛び込んでくる。
それが渡辺麻友、それが私たちのまゆゆ。
だから・・・・ 」
この後、絶対泣かない麻友さんは「もういいよ」と言って天使のしずくをひとつ零すんですけど
やっぱり私はアイドルまゆゆの不遇をこの物語に重ね合わせて書いていたんだなとつくづく思う。
投げかける相手が望むと望まざるに関わらずまゆゆのアイドルとしてのきらめきをことごとく消し去っていった指原莉乃。
私がいなければグループの女神まゆゆはもっともっと輝けたはずなのに。。
さしことまゆゆ、見つめあうだけで切なさが募りますね。。
そしてこの章の終わりはぱるる。
軽音楽部のさや姉は音楽事務所とのゴタゴタで追い込まれ大学に居られなくなる
野の花を島田と一緒に摘み、春をいっぱい籠に抱き抱えて部室に訪れたぱるるは入り口でその話を聞いてしまう
仕組んだのは自分の母親島崎百合に違いない。。
「そんなの・・・、 んなの私が許さない!」
麻友の背中がビクンと震える。
遠くでアルベロベッロの鐘の音が聞こえていた。
トーンは低めだけど良く通る声だった。
振り向けばそこには瞬きを忘れたかのようにこちらを睨む島崎遥香が立っていた
両手には抱えきれないほどのカトレアの花、吹き抜ける午後の風に花びらが
ひらりと舞い落ちていく。
「ママだと思う・・・」
「ぱる・・」
春なのに・・・
天使が囁くような風音は聞こえてこない
春なのに・・・
涙の数ばかり私たちは数えてる
振り上げたこぶしはどこへ向かえばいいのか
春なのに・・・・
切ないですねw。。。
ぱるちゃんの究極の涙に濡れた困り顔が浮かんで来そう。。
この後、ぱるさしまゆ連合軍VS鬼のぱるママの修羅場が展開されるんですけど
そのプレイバックレビューはまた次回で。。。
とりあえずご覧になりたい方はこちらから
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小説翼はいらない第十五章「勇気をください」