起業して間もない社長さんにとって、人材採用はあまり自信のない
分野ではないでしょうか。
今回は、社員採用のコツをお伝えします。
初めに結論を言います。
「社長である自分と同じくらい働き、同じくらい会社のことを思って
会社の発展のために人生をかけて頑張ってほしい」
社長さんは新たに募集する社員に対して、そのようなことを求めない
方がよろしいです。
よっぽどの有名な一流会社ならいざ知らず、創業してたった数年の
会社に、そんな人材はまず来ません。
では、どんな点を重視するといいのか。
以下のグラフをご覧ください。
有り
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｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
経 ｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
---------------------------------------
｜ ｜ ｜
験 ｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
--------------------------------------- 良い
人 間 性
タテ軸は仕事上の経験・技能・スキル・資格などを「経験」として
上にいくほど有り、下にいくほど無しとします。
ヨコ軸は若さ・礼儀正しさ・快活さ・元気の良さなどを「人間性」として
右にいくほど良く、左にいくほど悪いとします。
以上のご説明で、社長さんの会社の採用に応募する人材は
大きく４つのパターンに分けることができます。
A) 人間性が良く、経験が有る
B) 人間性が良く、経験が無い
C) 人間性が悪く、経験が有る
D) 人間性が悪く、経験が無い
有り
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｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ C) ｜ ① ｜
経 ｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
---------------------------------------
｜ ｜ ｜
験 ｜ ｜ ｜
｜ ④ ｜ B) ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
--------------------------------------- 良い
人 間 性
A) 人間性が良く、経験が有る は、① です。
つまり、どの会社さんもノドから手が出るほど欲しい人材です。
でも、そんな人材は現実的にはそうそういません・・・。
D) 人間性が悪く、経験が無い は、④ です。
どの会社さんも、採用したくない人材です。
では、
B) 人間性が良く、経験が無い
C) 人間性が悪く、経験が有る
上の２パターンはどちらを優先すればいいのでしょうか。
答えは、以下のとおりです。
有り
---------------------------------------
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ ③ ｜ ① ｜
経 ｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
---------------------------------------
｜ ｜ ｜
験 ｜ ｜ ｜
｜ ④ ｜ ② ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
--------------------------------------- 良い
人 間 性
C) 人間性が悪く、経験が有る ＝ ③からご説明します。
ヨソの会社である程度経験を積まれてきた応募者は良い点も
悪い点も身につけています。
応募者の年齢や性格にもよりますが、悪い点はそうそう矯正
できるものではありません（人間性は特にそうです）。
C)のような人材を社長さんの会社に迎え入れると、人手不足は
ひとまず解消できるとしても、社内の雰囲気が悪化したり、
良くない意味で”引っかき回される”リスクがあります。
一人でできるような仕事ならまだいいのですが、チームワークで
行うような仕事なら、採用を見送った方が無難でしょう。
B) 人間性が良く、経験が無い ＝②についてですが、
即戦力とは言いがたい面は否定できません。
しかしながら”大化け”する可能性を秘めていますし、社長さんが
自社の従業員を”育てる”意向がおありでしたら、採用を前向きに
検討する価値がある人材だといえます。
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