雅号を決定しました。

 

ペンの光「規定部」の師範になったことを機に、雅号を使用することにしました。

その雅号ですが…

 

f:id:jpenpen:20181123091821j:plain

 

鋭月(えいげつ)」とすることにしました。

 

 

私が字を書く上でもっとも大切にしていること

f:id:jpenpen:20181123091955j:plain

 

私は字を書く時に、「鋭さ」を大切にしています。

「鋭」という言葉には、鋭い・先がとがっている・強い・勢いがある・素早い・賢いなどの意味があります。

これらの要素は、美しい字に無くてはならないものだと私は感じています。

なので、常にそうした意識を持ち続けるために、雅号に「鋭」という字を使用しました。

 

「鋭月」の意味

その「鋭」に、「月」という字を足しました。

「月」という字を使う理由は、なんとなくと言いますか、直感です。

雅号によく使われる字を調べていて、色々と組み合わせてしっくりきたのが、「月」という字でした。

 

そして、「鋭月」という雅号には、こんな気持ちを込めました。

以下、SNSに投稿した内容の引用です。

 

「鋭い月」と聞くと、私は三日月のような尖った鋭い月を想像します。
月というのは、時として、三日月だったり、満月だったり、半月だったり、様々な形を私たちに見せてくれます。

 

これが月の満ち欠けと呼ばれるもので、一般常識のある人なら当然知っていることでもあります。
ちょっと前に見た満月が今後見た時には三日月に変わっていたとしても、誰も驚きはしません。
――それが当たり前だと、皆知っているから…。

 

でも、私たちは自分の知識や経験については、そうは考えません。
自分の持つ知識や経験が絶対的なものだと、無意識的に信じています。
――まるで三日月のように一部しか見えていないのに、満月のように全てが見えているかのように…。

 

ですが実際はそんなことはなく、自分の知識や経験なんて氷山の一角にすぎない。
自分には知らないこと、できないことは本当はもっともっとたくさんあるのです。

人間関係にしても同様、私たちは他人のちょっとした言動ですぐに他人の善し悪しを判断します。
相手にどのような影―見えない部分があるかも知らずに、「あの人はあーだこーだ」と自分の見えている範囲で好き勝手に判断してしまいます。

 

ですが、そんなことをして何になるのでしょうか。
自分に見えている極限られた範囲で物事を判断し、結果として誤った判断を下す。
それで物事は良くなるのでしょうか…。

 

他人がどうするかは私にはコントロールできないことで、かつどうでも良いことです。
ただ、私自身は、物事を短絡的に判断したくはないと考えています。

 

ですが私も弱い人間ですので、自分の見えていることや感じていることに固執し、物事を偏った目で判断してしまうことが多々あります。
そうした戒めの意味をこめて、「鋭月」と…。
自分の知識や能力、見識は、満月に対しての三日月みたいな物だと。
ほんの小さな物に過ぎないんだという意味を込めました。

 

長文になりましたが、この雅号の意味を一言で表すなら、「調子に乗るなよ」と。
師範になったからと言って、技能も知識もまだまだだぞと。
人間としても本当、ゴミ屑みたいなもんだぞと。
そんな意味を込めて、自分への戒めとしてこの雅号を使うことにしました。

 

ただ一つ、自惚れとして付け加えるのなら、

「満月も綺麗だけど、三日月も美しいよね」

 

飲酒した時に書いた内容なので、だいぶ言葉遣いが悪くなってますね…^^;

ただ、これが私の率直な気持ちで、むしろストレートに表現できていると思います。

 

今後、この雅号を使用し、自分自身満足のいく作品が書けるように精進していきます。