「要支援1」だった父ですが、いろいろ厳しくなってきたので、一つか二つ介護認定を上げてもらいたいと、昨年11月半ばに、申請をしたら、12月半ばに驚きの「要介護3」という通知がきました。

 

 もともと、要支援1だと、デイケアが週1回しか行けないので、週2回で、お風呂に入れていただいて、朝から夕方まで行ってくれたら、母がかなり楽になるよね・・・という意図だったのですが、「要介護3」の認定で、驚いたものの、「いろいろ介護保険でサービスを使わせてもらえるのね、ラッキー!」くらいに思っていたのです。

 

 でも、実はいいことばっかりではなかったのですよね・・・。

 

 もともと、ベッドを借りていたのですが、要支援1のときは、介護保険は使えず自費で、月1250円くらいでした。

 

 要介護3になると、ベッドにも介護保険が使えます・・・って言われて、うちの父の場合は2割負担なので、「じゃあ、この1250円のうち8割が介護保険から出るのね」・・・と思うじゃないですか。

 

 答えは、ブブーガーンガーンガーン

 

 月々の自己負担が2020円になりました。

 

 要介護2以上は、自費ベッドは使えなくて、介護保険を使うという選択肢しかなくなり、その費用設定に代わるんだそうです。

 

 つまり、介護事業者は同じベッドを同じ人に貸していても、その人の介護度が上がると、借りている人からも余計に貰える上、保険からも費用がでるので、今まで月1250円の実入りだったところが、1万円くらいになるっていうこと。(実際には、本人の負担が上がるかどうかは介護保険の負担割合によるみたいです)

 

 でも、変よねぇ・・・。

 

 そもそも月1250円というのがすごく安いので、4,5年では元がとれなさそうだし、要介護の人に貸して儲かる分で、自費ベッドは殆どサービスなのかもしれませんが、なんで、自費の時の方がたくさん負担しないといけないの???とちょっと納得できない感じです。

 

 デイケアも、要支援2になる前提で、費用の説明とかを受けていましたが、要介護3になると単価が上がるので、同じ回数行けば、費用は高くなる。

 

 もちろん、それ以上の回数行けるというところが、違うんだけど・・・。

 

 もちろん介護度が上がれば、それだけ手がかかるってことなんだからさ、仕組みとしては理解できるけど、うちの父の場合、この間まで要支援1で、ヨボヨボながら歩くこともできるし、認知症もひどい”物忘れ”以外はほとんどなく、おとなしいお爺さん・・・。

 

 今のところ、デイケアも要支援2の上限と同じ週2回しか行っていないし、他のサービスも受けてないので、ほぼ同じサービスで月々の負担だけがあがった・・・・という状態。

 

 結局のところ、高い介護認定をもらっても、全然ラッキーではなかったということで、次回の認定見直しのときに、状況が悪化していなければ、要介護1くらいでお願いしたい・・・と思ったのでした。

 

 (なお、福祉用具レンタルのお店の方も、介護施設の方も、ケアマネさんも、皆さん本当に親切で、この人たちがしっかりお給料もらえるように、利用者も費用負担するということは大切なことなので、実際に負担している費用設定が高いという不満があるわけではありません。)

 

  


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