くつ下物語 それからの。。。

create/mu デザイナーさいとー 諸々話です。

こんな時だから一呼吸。 今でもなぜ?と思うこと。

2020-02-03 12:37:53 | 想い出
世の中は不安な報道に満ち溢れ、体に力が入り息苦しいほどです。
柔らかく息を吐いて思い出に浸り、呼吸を整えてみたりしています。

『8月だというのに、爽やかな風に吹かれ体の中が浄化されるような心持ち、
初めての軽井沢。

友人が病院勤めで、院長別荘をお借りできるという。
それも「an・an」で特集していた軽井沢、専門学校生にとっては夢のような夏休み。
あの頃は「an・an」で軽井沢や鎌倉、小京都の特集が組まれたりして、
明らかにそれとわかるファッションの若者たちが各地に増えつつありました。

その日
別荘から自転車で旧軽井沢に向かい、旧軽銀座でソフトクリームを食べたりブティックで洋服見たり。
イベント会場のステージで、ロック系のバンドがライブの最中。
軽井沢には少し場違いなロックバンド、こんなこともやってるのね。

「帰ろう」連れのボーイフレンドに促されその場を離れようとしたその時、ステージの右端。
視線の先に懐かしい顔を発見した「うわっ」思わず言葉を飲み込む。

きゃーとか言われているロックバンドのベースでヴォーカル、
知り合いだなんてことを知られると面倒かもしれない。
すかさずイベント会場告知ポスターの日程をチェック。

翌日、一人で訪れステージ終了後の彼に声をかけた。
彼は大げさなほど喜び、ファンと思われる女子達にも大切な友達なんだとアナウンスする。

夏の軽井沢以来、電話で話す機会が増えて。
愚痴を聞いてくれる、オススメの曲を教えてくれる、落ち込んだ時に励ましてくれる。
そして「うちのドアはいつでも空いているからね」などとジゴロっぽい言葉を操ることもあった。

彼のオススメ曲「New Kid In Town」ニューキッドインタウン
「ホテル・カリフォルニア」からシングルリリースされたイーグルスの曲
どことなく切なくて沁みてくる気分ですっかり気に入ったのです。

イーグルス初来日の武道館
仕事が詰まっていて開演すぎに走り込み、ドアを開けたと同時に
ホテルカリフォルニアのイントロが始まりクラクラッ!
さぁやっと生で聴けると小躍りした。

アンコール〜が終わった。
でも「New Kid In Town」は演奏されない。
隣り合わせた同世代の女性も
「えっ?やらない・・・・」
見知らぬ同士が顔を見合わせた、同じことを考えていたんだ。

2011東京ドーム イーグルス
[Long Road Out Of Eden Tour]

やはり「New Kid In Town」演奏されなかった。
ワタシの脳の中ではあの切ないメロディーがグルグル巡り続ける。

ショートストーリー 想い出綴り』

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