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米国で広がる破壊行為、カトリック教会も標的に(WSJ)

2020-09-24 13:29:38 | 時事
米国で広がる破壊行為、カトリック教会も標的に

2020 年 7 月 25 日 04:06 JST ウォールストリートジャーナル

 ここ数週間に米国各地でカトリック教会に対する破壊行為が相次ぎ、人々や聖職者の間にショックが広がっている。

 マサチューセッツ州ボストンやフロリダ州などさまざまな地域で、10から16日にかけて、カトリック教会団体から教会の所有物が破壊されたとの報告が何件か寄せられた。イエス・キリストや聖母マリアの像も被害を受けた。

 米カトリック司教協議会(USCCB)宗教自由委員会委員長のトーマス・ウェンスキー大司教は、インタビューで「こうしたことが続かないよう警戒しなければならない」と語った。

 最も大きな被害を受けたのはフロリダ州オカラのクイーン・オブ・ピース教会で、警察によると、男が11日に教会に放火した。中には午前のミサの準備をしている人が数人いた。

 その4日後には、フロリダ州マイアミのグッド・シェパード教会でキリスト像の首が切断された。ニューヨーク、マサチューセッツ、テネシー、コロラドの各州でも聖母マリア像が攻撃の対象となった。

 コネティカット州ニューヘイブンでは、15日夜に聖ヨセフ教会が落書き被害に遭い、1世紀前に建立された建物のドアに無政府主義者や悪魔を表す記号が描かれていた。

 一連の損壊行為が起きたのと同じ頃、ロサンゼルス郡サンガブリエル・アークアンヘル伝道所では火災が発生。築約250年の伝道所の屋根と内部の大部分が焼失した。

 この火事が発端となり、カリフォルニア州に残るスペイン宣教師団の遺産を巡りセンシティブな問題が巻き起こっている。支持者らはキリスト教を同地に広めたものとしてこれを好意的に受け止める一方、植民地搾取の手先とみなして批判する向きもいる。

 5月に起きたジョージ・フロイドさんの死を受けて人種差別抗議のデモが広がる中、18世紀にカリフォルニア州に渡ったスペイン人宣教師フニぺロ・セラの銅像がデモ隊によって倒された。地元当局が撤去したケースもあった。

 前出のウェンスキー大司教は、セラ宣教師をはじめ歴史に名が残る人物の像を排除する最近の動きについて、教会に対する暴力行為の風潮を助長している可能性があると指摘する。「破壊された窓はさらなる破壊を招く」

https://jp.wsj.com/articles/SB12271835719214913691504586527041566437246


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