おはようございます。

 

昨夜はビックリしましたね。

一年前と同じ日に地震が起こるんですね。

 

ホントにこの世は無常ですよね。

 

出来る時に出来る事を.........

思いながら、やる事が多い毎日、

あっと言う間です。

 

新潟や山形はお仕事のお取引先さんが多くって、

夜も遅かったんですが、

ラインで連絡....

連絡させて頂いた方々はご無事で何よりでした。

仕事に支障がきたすと大変!!です。

今からサンプルも作ってもらわないといけないし...

です。

秋冬ものの量産だってあるし

 

何も起こらない事がイチバンです。

 

 

 

先日の頂き物

 

image

 

 

むふふ〜〜

 

東京バージョン

パンダがなかなか可愛いですね。

 

 

 

さて、今日はイタリアからのメルマガをシェアさせて頂きます。

エスカレーター

っていろいろあるんですね。

 

知らなかったし..............

 

 

 

 

★★  地下鉄のエスカレータ  ★★


2-3日前のお昼前のことです。

ミラノの地下鉄黄色線ミッソーリ駅で下車し、エスカレータで上って出口に出ようと
した時のことです。

ドウオーモ駅から1つ目のミッソーリ駅は普段は混んでいますが、
お昼前という時間帯のせいか、構内はとても空いていました。

上りエスカレータに乗って、ふと前方を見ると、大分上の方に若い女性が一人乗っている
だけでした。この女性、外国人旅行者のようでしたが、大きいスーツケースを片手に、
もう片手には、機内持ち込みできる最大限の大きさの手荷物をひいていました。
両側に荷物を抱えて、何事もない雰囲気でエスカレータを上りきり、出口の方に歩いていく
姿をみて、「ああ、ミラノでよかった」と思ってしまいました。
ミッソーリ駅近くからリナーテ空港行きの路線バスが運行しているので、おそらくそれに
乗るのでしょう。

というのは、二週間ほど前に、日本からの友人と二人で、チェコやハンガリーなどを訪れた、
のですが、その際に利用した地下鉄エスカレータではちょっと「ひやり」とする
経験をしたからです。
初めての土地なので、事前にガイドブックを読んだり、複雑な歴史のにわか勉強をしたりと、
多少の事前学習をしました。市内の移動については、当初は到着後、駅からホテルまでは荷物も
あるので、タクシーを用いて、その他の市内移動は地下鉄を中心に利用しようと思って
いました。

ところが、ガイドブック等では、プラハもブダペストも地下鉄はよく整備されているものの、
タクシーは「法外な料金を請求されるなどのトラブルが絶えない」「要注意」という表現が
ありました。嫌な思いをするのは困るので、ホテルも地下鉄駅の近くにして、
タクシー利用はできるだけ避けることにしました。

さて、プラハもブダペストもとても興味深い都市で、十二分に滞在を楽しむことが
できました。
ガイドブックにあったように、確かに地下鉄網はよく整備されていました。
1日券、3日券など、地下鉄・トラム、バスなど乗り放題の券もあり、便利にできていました。
利用方法もミラノの地下鉄と似たような感じでした。

ただ、驚いたことがあります。
まず、地下鉄のエスカレータが、えらく長いのです。大昔に見たイタリア映画「ひまわり」の
あのシーンを思い出してしまいました。
ソフィア・ローレン演ずる女性が、第二次大戦後も、ロシア戦線から戻ってこない
マルチェロ・マストロヤンニ扮する夫を探してソ連を訪れ、モスクワの地下鉄のエスカレータを
降りるシーンです。何百メートルもあるような長いエスカレータが上下に走る光景を見て、
圧倒されるような不思議な気分になったことをよく覚えています。

あれほどとはいえませんが、プラハもブダペストも、エスカレータがえらく長いのです。
そして傾斜がかなり急なのです。さらにエスカレータのスピードがすごく早いのです。
パット乗って、降りる際も、すばやく降りなければならず、最初は少し緊張しました。
当地の人はきっと小さい頃からこのスピードに慣れているのでしょうが、、、。

それでも路線図を眺めながら乗り換えたりと利用していると、便利にできていると思い始めました。

ところがです。ブダペスト最終日の前日です。翌日には、日本からきている友人は列車で
ウイーンへ移動、私は空港からミラノへ戻りと別行動になるため、地下鉄での移動など
地図を見ながら確認をしました。ホテルは地下鉄駅のすぐ脇にあり、地下鉄も慣れてきたので
それぞれ1回の乗り換えはあるけれど「ラクラク」行けると思いました。

ところがです。市内見学の途中、念のため、翌日必要な地下鉄乗り換え駅に行ってみて、
唖然としました。
友人が鉄道駅に行くために地下鉄を乗り換えるためには、乗り換え駅で、ものすごく長い
エスカレータを下らないとならないことがわかったのです。すごいスピードで下る傾斜の急な
エスカレータを上から眺めた時、学生時代にスキーに行ってまだ初心者なのに山の上から
「ここから滑って」といわれた時と同じような恐怖感を感じました。
重さのあるスーツケースなどを持って、このエスカレータに飛び乗るのは、どう考えても
無理ではないかと友人と話しました。乗る際にバランスを崩して、スーツケースだけ
落としてしまったりしたら、大変な惨事になりかねません。

念のため、駅員に「エレベータはありませんか」ときくと「ありません」との話。

やはり、ホテルで安全なタクシ-(というのがもしあるのであれば)を呼んでもらった方が
いいのではなどと友人と話しました。それから市内交通路線図を眺めていたら幸い、ホテルの
近くから目的の駅までのバスがあることを発見!! 私の方も、やはりホテルの近くから
チェントロまでバスがあって、チェントロから空港行きシャトルバスがあることがわかり、
ようやく一安心しました。これで荷物を持って、地下鉄エスカレータ利用というシナリオを
避けることができます。
前日にこれだけ「予行演習」をしていたので、当日は無事スムーズに運びました。

さて、こんな思わぬ発見もありましたが、料理もおいしく、充実した旅行となり
ミラノに戻りました。

ミラノに戻って、地下鉄駅でエスカレータを利用して、思わぬ「発見」をしました。
ミラノの地下鉄エスカレータは、スピードも、プラハやブダペストに比べるとかなりゆっくりな
ことに加えて、ミラノではエスカレータに乗る際、最初のステップが四コマ位が水平に進行し、
それから上昇したりあるいは下降する仕組みになっていることに気づきました。
日本も同様の構造だと思われます。

つまり、アプローチ部分は当初、動く歩道のように水平で、本人が乗るだけで
なく荷物なども落ち着いて置いた後で、おもむろにエスカレータが上昇、あるいは下降
していくのです。そしてエスカレータが到着する際も、やはり4コマ位が水平に
進行するので、そこを歩く形で荷物を引いていっても問題なく、エスカレーターから
離れていけるのです。
一言でいうと「利用者に優しい構造」になっているのです。

ところが、プラハやブダペストの場合は、この「水平」なコマの部分がほとんど無くて、
ステップに乗ったとたん上昇あるいは下降するので、強い「違和感」を感じたようです。
実際、現地では何が違うのかよくわからず、スピードが早く傾斜が急なためかと思って
いたのですが、スピードや傾斜の問題だけではなかったのです。

今回、改めてミラノの地下鉄のエスカレータを観察してみて、その構造上の違いを知り、
体で感じた違和感の理由がわかったように思います。
大げさにいうと、地下鉄エスカレータの設計にあたっての基本的コンセプトの違いとも
いえるのかもしれません。

私の場合、長いことイタリアで暮らしていて、定期的に日本に帰国する生活を続けている
ため、イタリアおよび日本にいる際は、いろんなことにかなり慣れてしまっていますが、
今回、初めて中欧の都市を訪れ、エスカレータ一つとっても、日本やイタリアとは
また違う、別の構造のあることに、気づかされた気がします。


少なくともエスカレータについては、「ミラノでよかった」というのが実感です。