いつもの如く
イタリアからのメルマガ配信

なるほどですね〜


あの大きさのシールって、
結構、頑丈にネチネチに
ついているんですよね。

すぐに取ろうとしても、ネチネチがなかなか取れない、、、

私は直ぐにとる派‼️なので、
付いていないから、
速攻行けそうですね(笑)
でも取っても、黒くなるから
取るの大変です。
ノリの質を良くして欲しい❣️
と、何十回も願っています〜。



と、以下、ご参考までに〜。


今日は
イタリアの巨匠
カラヴァッジョ
拝観して来ました。
それは又、改めて🇮🇹



 
            ★★ 「セルフ機」!  ★★  


もう10数年前位からでしょうか。
イタリアで、日本帰省時やヨーロッパ都市やイタリア国内の航空券に始まり、イタリア国内の
列車での移動の乗車券などの予約・購入は、すべてネットで行っています。

ひと昔前は、まだ、フレッチャロッサなどもなかった時代ですが、イタリアで、列車の予約や
航空券の購入はかなり面倒な事柄でした。

その頃と比べると、ネットで情報を比較して、自分のニーズにあったものを簡単にスムーズに
予約購入できることは、夢のような飛躍といえましょう。

ですからこの年末年始に日本に帰省した際も、もちろん、ネットで航空券を購入しました。
そして、航空会社によりますが、通常、出発日時の24時間から36時間前位から、ネット上で
「チェックイン」が可能となります。

私は飛行機に乗るときは、いつも、通路側座席を確保していて、チェックインが可能となり次第、
チェックインと座席指定をすませるようにしています。
今回、日本からミラノに戻る際も、出発前日にチェックインをすませボーディングカードを
プリントして、これで準備完了となりました。
したがって、空港窓口では、荷物を預けるだけとなります。

当日、成田空港にいってみると、乗客自身で手荷物を「セルフ機」で預けるシステムに
なっていました。カウンターで係員に預けるのではないのです。

これは「セルフバッグドロップ(自動手荷物預け機)」とも呼ばれているようです。
搭乗券を読み込み、手荷物タグを付けて搭乗客がセルフで荷物を預けることができる
機械です。
日本の国内線の一部では、使用されているサービスのようですが、私にとっては
はじめての経験でした。

行列に並んでいると、モニターが置いてあって「セルフ機使い方」の説明映像が
流れていました。
ふと見ると、「スーツケースに、過去の搭乗の際のコード・ラベルが張られていたら、
取り外してください。セルフ機の読みとりに支障があるかもしれません」
という注意がありました。

何気なく、私のスーツケースをみると、これまでまったく気にしなかったのですが、
なんと、非常に小さな、2センチ×1センチ程度のコード・ラベルが10数個も
張り付いたままになっているではありませんか。スーツケースが淡いシルバー色と
いうこともあり、白いラベルがこれほどついていたことはまったく気づきませんでした。
あわてて、取ろうと思ったのですが、スーツケースに固く張り付いていて、
爪ではとてもとれません。

困ったと思いましたが、そのまま列に並んでいると、私の番になりました。
セルフ機に荷物を乗せると、重量制限が23キロのところ、私のスーツケースが24.3キロと
いうことで「受け取れない」と拒否されました。

係員が寄ってきて、「少し減らしてください」とのこと。
事前に荷物は計って、大丈夫なはずだったのですが、直前に、お土産にいただいた
お菓子や忘れていた物などをあわてて詰め込んだためにオーバーになったようです。

1.3キロ減らすということで、羊羹の包みの裏をみると450グラムとあるので、まずはこれを
取り出し、後は重そうな本を1冊とって、持ち込み用の荷物に入れました。本はどう考えても、
羊羹よりかなり重いので、これで1.3キロは十分そうです!!

ということで、また行列に並び直しました。すると、係員がきて私のスーツケースを
みて、「沢山コード・ラベルがついているので、これでは通りません。取ってください」
といいます。「でも爪ではとれないんです」というと、その係員、太い黒マジックで、
コードを一つ一つ消しにかかりました。「これがあると、セルフ機ではどのコードが
今回のものかわからなくなってしまうんです」と。

そして、私の番になったので、セルフ機にかけました。
重量は22キロで、問題なくクリヤーしました。ただ、コード・ラベルがまだ「活きている」
ようで、エラーになってしまいました。係員も来て、黒マジックでまたコードを消したりして
何度もトライしましたが、ダメでした。
結構時間がかかってしまいました。
断固として「エラー」を出し続けて、受け付けてくれません。

私は、今回もネットでチェックインする際、スーツケースや機内持ち込み荷物に
ついていろいろ指示があったけれど、「コード・ラベル」を取っておくことなど
何の言及もなかったので、まったく気づかなかったこと、事前に知っていれば
家で落ち着いて取り外すこともできたのに、と係員に愚痴をいいました。

とうとう、係員も匙を投げて、「あちらのカウンター」に行ってくださいと言われて
しまいました。なんだか「落ちこぼれ」になった感じがしました、、。

それで指定された「特別のヘルプ」の必要な人向けのカウンターに行きました。
このカウンターでは、係の人が優しく笑顔で対応してくれて、問題なく荷物を預けることが
できましたが、、、。

それにしても、これまで数えきれないほど、イタリアと日本間を往復していますが、
常にカウンター受付だったので、スーツケースに張り付いていたラベルが
問題になったことは一度もありませんでした。

「セルフ機」はスーツケース上のあらゆる「情報」に無差別に反応してしまうようです。
また、我ら利用者側もその仕組みをまだ理解していないので、こんな小さなトラブルも起きるのかと
思いました。

それと、重量制限の件ですが、これまでは、制限があっても、1-2キロ程度のオーバーで
あれば、カウンター係員が「次回からはご注意ください」なとといってくれて、
通してくれることもありました。

このセルフ機はそんな鷹揚な対応も期待できません。乗客側の「甘え」も通用しなく
なりそうです。

ネットでの購入をはじめ、便利になることには120%享受して抵抗はないつもり
でしたが、この「セルフ機」に適応するためには、利用者側の気持ちの準備も必要のようです。


                          (編集部)