イタリア続きの話題

イタリア🇮🇹なかなか、やるなー‼️
と、思いながら拝読させて頂きました。


            

★★ イタリアへの「賛辞」!  ★★


今週は月曜から今日金曜まで、ミラノは「雨・曇り」という天気でした。
とはいっても、曇り空で雨が降ったり止んだり、時折の雷もあるという程度で、大きな被害
などはありませんでした。
ただ気温がぐんと下がってきました。

今日の夕方、雨もやっと終わったようなので、近くまで買い物に出ました。
初秋用のジャンバーを羽織っていったのですが、かなり寒くてあれあれと思いました。
道行く人は、もう、黒い革ジャンやら、ウールのひざ丈コート、つまりオーバーコートなど
着ている人もいて、いくらなんでも、大袈裟ではと思いました。
黒ブーツをはいている人もいました。二三日前までは素足にサンダルも普通だったのに。

ともかく、もう秋というより、冬の気配が強まりそうという感じがしました。
明日は「晴れ」という予想ですが、最高気温が19度、最低気温が10度。朝夕はかなり
冷え込みそうです。


ところで、日本でどれだけ報道されているかよくわかりませんが、
今、ヨーロッパ各国でコロナ感染が再燃し、非常に厳しい状況になっています。
特に、フランスとスペインは、昨日のデータを見ると、新規感染者数はそれぞれ16096名、
10653名を記録しています。
英国も6633名と急拡大のようです。オランダ2544名、ドイツ2140名。。。

そんな中、イタリアは、昨日の新規感染者数は1786名で、ヨーロッパ他国と比べると
比較的安定しています。
もちろん予断は許されません。8月中旬までは一日300人程度だったのが、その後はバカンス客の
戻りなどもあり増大傾向にあり、9月中旬からの学校再開していますので、学校がクラスターに
ならないよう警戒も続いています。

そんなわけで、まだまだ心配のつきないコロナ状況なのですが、
今日、興味深いニュースがイタリアのメディアをにぎわせました。

WHO(世界保健機関)のツイッターで、
「イタリアは先進国の中で最初の『コロナ大感染国』となり、準備も不十分だったこと
もあり、爆発的感染となり多大な犠牲者を出した。しかし、国家から地方自治体、市民一人一人の
レベルで、この脅威に果敢に立ち向かい、科学的根拠に基づいた適切な施策により、
このコロナ危機を乗り越えることができた」
とイタリアのコロナ対応への賛辞がおくられたのです。

実は数日前にも、英国のファイナンシャルタイムスが、
「イタリアは深刻なコロナ感染経験で学んだ『厳しい授業』のおかげで、感染第二波を抑制
することを成功させている」と述べ、それはコンテ政権によるコロナ政策と、国民一人一人
の責任ある行動の成果であると、指摘しています。

少し褒め過ぎかなあとも思います。
でも、あの厳しかったロックダウン下、イタリア中の人々が気持ちを一つにして、政府の
感染予防策に、涙ぐましいほど素直に従ったのは事実です。
他国で見られた、根拠のない「フェークニュース」もそれほど影響を与えなかったようです。
そして「マスクの是非」を議論もそれほどなく「マスクで感染が防げるなら」と大多数の人々が
慣れないマスクを当たり前のように着用していました。

あの時のすさまじい経験があるからこそなのでしょう。ロックダウン終了後も、ヨーロッパ
他国の市民の行動パターンと比べると、感染予防対策のマスク着用でもソーシャルディスタンス
など、どうみてもイタリアの方が徹底しているように見えます。

スペランツア保健相は、「まだまだ道半ば、気を引き締めていかなければならない」
と発言していました。

本当にその通り。あの厳しい体験を忘れず、こうした「賛辞」に応える意味でも、第二波を
抑制したいものです。   


「ミラノのマスク美人」

ファッションジャーナリスト
藤岡篤子さんの投稿お写真、
お借り致しました。






  
マスクもファッションになって来ましたね‼️