月曜日 会社をズル休みして

長く続いた繁忙期も一段落し、疲れ切った心身を癒すべく、今日は会社をズル休み。

夜中の2時、3時までずっと働いてたんだもの、たまにはいいでしょと、自分に言い訳しつつ。

何の予定もなく、窓の外をぼんやり眺めながら、何もせずに過ごす時間の有難さ。

それでも、ふとすると仕事のことを思い出してしまう中年サラリーマンの悲しい性。

そんな重い腰を上げて、忙しさにかまけて、ほっぽらかしにしていたベランダの植物たちに水やりをしていたら、冬の間に蒔いていた(ばらまいておいた?)紫蘇の葉が元気に育っているのに気が付いた。

その横で、同じ時期に上司からもらって植えておいた、茗荷も元気に育っている。

よし、紫蘇も茗荷もこの寒さのなか頑張ってるんだから、自分も頑張らにゃと自分に発破をかけてみる。(でも、頑張れないときは、頑張れないのよ~・・・。)

この紫蘇ちゃんと茗荷ちゃんを刻んだのをがっつり乗せて、素麺を食うのを楽しみに何とかやっていくしかないわね(紫蘇も茗荷もニジヤで買うと高けーのよ!)。


冷蔵庫にあった野菜ジュースにウォッカとワサビをぶっこんで、
自家製紫蘇をそえたら、お手軽和風ブラッディマリーよ!
(会社サボって、朝から酒飲んで、あたし何してる・・・)


すくすくと育つ、我が家の紫蘇ちゃん

(サンフランシスコダウンタウンの一風堂で
紫蘇ハイボールとかあったわね。マネしてみようかすら)



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以前から愛読していた、よしながふみ氏の『きのう何食べた』が、ドラマ化されているらしいと、LAに住むA子から聞き、早速ネットで視聴した自分である。

原作は、中年弁護士のシロさんと中年美容師のケンジのゲイカップルの、淡々とした日々と、日々のごはんを描いた料理もの漫画なのだが、自分はその「普通に生活しているゲイのカップル」という設定が好きで、新刊が出ると聞いたならば、紀伊国屋に駆け込んで買い求めている。

(そもそも読み始めたきっかけは、うちの母が中古で買った第1巻を何故だか知らんがわざわざ実家から送ってきてくれたのよね・・・お母さま!?)


ドラマも原作のイメージ通りのキャストと脚本で、主役の二人がいいオトコで、しかもシロさんの母親役が梶芽衣子(C)大映女優! で久々に毎週観るのが楽しみな日本のドラマなのである。

会社をサボったものの、特に予定もないので、久しぶりにその1巻を引っ張り出して読んでいると、シロさんがこんなことを言っている。


こんなことを言ったら、日本の将来を憂いていた、亡くなった祖父から怒られそうだが、自分もまさにシロさんの心境である。

身も心もすり減らしてまで仕事するくらいなら、やりがいとか求めないから、9時5時で帰れる仕事がいいよな~。

まだ空が明るいうちに会社を出て、カストロのファーマーズマーケットで、いいオトコを横目でチェックしながら、夕飯の献立考えながら夕食の買い物して、ってそんな生活がいいよな~。

中年オカマサラリーマンの、儚き夢であった。




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