感染者数世界最多のアメリカ、そして、ここカリフォルニアはニューヨークを抜きトップとなってしまっていますが...幸い、私は元気です。
日本も、特に東京など都市部で感染拡大しているようですし、貴方も、くれぐれも体調に気を付けてお過ごしください。
【日系人強制収容】
今年は、第二次世界大戦終結75年目を迎えます。
戦争のことはとても複雑ですし、当時を生きていない私達は「どちらが悪い、責任がある」などと、たやすくジャッジできるものではないと思いますが、この日系人強制収容の歴史を知った時は、ショックと怒りを覚えました。
今回は、こういった内容のこともあり、いつもより長文になりますが、ご覧頂ければ嬉しく思います。
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第二次世界大戦中の1942年、当時のアメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトは「日系アメリカ人が国家安全保障の脅威になる」という口実からの行政命令に署名します。
政府は、西海岸に住む11万人以上と、ハワイや他州に住む日系アメリカ人と在留日本人に対し、その約7割がアメリカ生まれで市民権を持っていたにも関わらず、家の立ち退きを命じ全財産を没収。
過酷な気候条件の砂漠地帯などに強制収容所を建て、そこに拘禁しました。
これはアメリカだけでなく、この国の影響下にあったペルーやブラジルなどのラテンアメリカ諸国の連合軍、また、カナダやオーストラリアなどのイギリス連邦でも行われ、計12万人以上とも言われています。
最短で2年、長くて13年もの間、収容されていました。
日本の同盟国のイタリアとドイツ人には処遇されませんでしたので、この点からも、戦争にこじつけた人種差別だったことが伺えます。
アメリカ国内でも西海岸の日系人は、ガーデナ(庭師)などの仕事で生計を立て、豊かに暮らしていたようです。
当時、労働時給は白人の1/10程だったそうですから、そこまでの生活レベルになるのに、どんなに必死で働いたことでしょう。
”元々、ルーズベルトはヒトラーを崇拝していて、開戦前から有色人種を差別視していた“ という記事を読んだことがあり、富を得て力を付けてきた日系人を、否定的に疎ましく思っていたようです。
収容所に持たされることを許可されたのは、たった1つのスーツケースのみ...
Hulton Archive/Getty Images
殺害こそされなかったものの、まるで、ドイツの独裁者がした同じようなことが、ある日突然、日系人の身に降りかかり、しかも、10〜20代の息子達はアメリカ兵として戦地に駆り出される、という理不尽なことが行われていました。
この、日系部隊 ➀第442連隊戦闘団 ➁第442連隊戦闘団 が、アメリカ合衆国史上、最も多くの勲章を受けた部隊となります。
Lighthous
Wikipedia Japan
映画にもなっています。
(日本語題名: ザ・ブレイブ・ウォー第442部隊)
尚、LAリトル東京の《Japanese American National Museum》にも、その他の資料が展示されています。
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暫く前に、SNSで政府支援のマスクや補助金10万円について大騒ぎしていましたが、貰えた途端に静かになりましたね。
「政府に依存にしている人がこれ程多いとは」「なぜ、こんなにも騒ぐのだろう？」と、呆れていました。
確かに、税金の使い方が利権絡みもあるのか？感覚がずれていて首を傾げたくなりますが...自分の理想100%の政治家は、どこの国にもいないのでは。
ところで、10万円で何ができたでしょう？
こちらでは、一回医者にかかっただけで飛んでいきます。
私のSNSのお友達にはあまりいませんが、日頃から愚痴ったり病気自慢？が仕事のような人、事柄や人に対して批判的、更に酷いのは誹謗中傷など。
いつから、こんなにネガティブで、人を傷つけても平気な日本人が多くなったのか...
まず、「暇なんだな」と思いますね。
恵まれた、自分が必死で働かなくても食べていける人、そして若者に多いのではないかと。
甘やかされて育った子供は昔からいたと思いますが、他人に悪意を向けたり、更に酷いのは無差別殺人事件を起こすなど、今程多くなかったように感じています。
親にしてもらったようなことや生活が、自分の稼ぎではできないフラストレーションでしょうか、向ける矛先が全く間違っていますよね。
因みにですが、人の否定をすると、人間の脳は自分を否定していると認識するそうです。
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余談になりますが、若者といえば...
我が家はホストファミリーをしていたことがあり、日本人男子学生(中学〜大学生)も何人か受け入れてきましたが、以下が多くの子の共通点です。
○自分からコミュケーションを取ろうとしない。殆ど話さないので、当たり前ですが英語が上達しない。
○いつも携帯を持っていて、それは食事の時も。自分が食べ終われば、携帯を見始める。
○車に乗っている時、会話も景色も見ることなくひたすら寝ている。
○どこかに連れて行っても、感動せず殆どリアクションもコメントもなし。
○せっかくビーチが綺麗なカリフォルニアに来ているのに、行く所はショッピングセンターばかり。
○大変有難いのですが...お土産はお母さんが用意。
○語学学校に、ホストファミリーを変えてくれるよう頼む。
語学学校の事務をしている知人がいるのですが、私が、もうホストマザーをしていないことを伝えてあるのに、まだ毎年のように連絡がきます。
それは、今まで全て、最初のホストファミリーを変えたか断られた、日本の男子学生の受け入れのお願いなんです。
聞けば、その子達の母親の多くは、約30年前に留学経験がある。子を思う気持ちは分かりますが、本人の意思が...
そして、もう30年前とは違います。
近隣国の学生さん達は、国際競争を意識し猛烈に勉強をしていて、英語力も、今直ぐにでもこちらで生活していける程の子が多いですね。
残念ながら、日本の学生さん達は反比例ダウン。
ガッツとハングリー精神が少ないと思います。
では、女の子はどうかと言いますと、以下の印象があります。
○コミュニケーションを取ろうとする。
○色々なことに興味を示す。
○自分の意思で留学を決めたので、モチベーションが高い。
○その後、英語を使う仕事に就いている。
例えば、2ヶ月のSummer shool費用ですが、渡航費、仲介料、学費、生活費etc.で約100万円。
それだけかけてもらって、男の子は上記の様子だったりしますから...なんだか虚しくなりますね。
政治家にも呆れていますが、元々頼る気持ちもありませんし、それよりも、これから日本を背負って立つ後の世代を危惧しています。
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こちらでは、他のアジア人は、それぞれの街を作り住んでいたりしますが、日本人はそうではないんです。戦後教育によるものもあるのか、他国よりも愛国心が薄く、残念ながら連携とコミュニティパワーが弱いように感じています。
この様な状況だからこそ、日本も団結し、お互いを思いやり助け合って、危機を乗り越えていってもらいたいものです。
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日本は、戦後の逆境から経済成長を遂げました。
その間、現アメリカ大統領が中国に向けているような経済戦争を起こされていても、不思議ではなかったと思います。
でも、特に問題や争いを起こさず、長い間、アメリカに次ぐ世界第2位のGDPをキープしてきました。
就任当初からメキシコ人に対しての人種差別的発言をするトランプ。
そんな様子をニュースで見た日本の友人が、心配してtextをくれたものです。
多くの白人の祖先は狩猟民族ということもあるのか、持続力と協調性が乏しい、不器用、余り働きたがらない人が多いですから、この国は主にアジアとメキシコ人の労働力でもっているんですよね。
トランプが大統領当選後、最初に会談した海外の首脳の安倍総理。
解決していない様々な問題や、アベノミクス効果も特にないまま、今に至っていますが...プラス面を見ると、日本人の私と家族が、生活を脅かされるようなことがなく暮らせているのも、総理や日本政府の外交のおかげでもあるかと思います。
今までの日本の経済成長と平和は、歴代政治家の忍耐によるところも大きいのではないでしょうか。
なぜなら、人間は、人の悪口を言ったり喧嘩をする方が楽だからです。
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数年後、日系人は強制収容から出れたものの、家も全財産も奪われてしまい、その後いったいどのように生活を立て直してきたのか...絶望感と苦労は計り知れません。
ご存知な方も多いと思いますが、先日の、白人警官が罪もない黒人を殺した事件に端を発し、世界中に広がった大規模プロテストと便乗暴動。
日系人は、こんなにも酷い差別、しかも何年にも渡り受けてきたのに、そのような行動は取りませんでした。
今では、自分の不動産の仕事で、日系人ブローカーと出会うこともありますし、3世、4世の人達が、様々なプロフェッショナルな分野で活躍しています。
そして、日本製品は “クオリティーが高く、丈夫で長持ち“ として信頼を得ています。
私も、白人男女から、何度か差別や偏見と感じる言動や行為を受けたことがありますし、これからもそれは続くと思っています。
自分達の祖先は、ネイティブアメリカンを惨殺して入植してきたかもしれないのに、“白人史上主義” には本当に辟易していますね。
この国のアジア人の平均学歴と年収は、とうの昔に、白人のそれを超えているのに。
他の人種の人達や、私のような移民1代目の自営業は、差別どころか愚痴や人の悪口を言う暇がない程、考えることや仕事が絶えずあり忙しく、生きていくのに必死です。
差別されれば、やはり気分は悪くなりますが、この日系人の歴史を知った後、自分には住む家もあり全財産も奪われていないですし、銃を突き付けられたり大金を盗まれる以外、なんでもなくなりました。
日系人が、こうした屈辱と苦難にも耐え、暴力ではない差別撤廃への地道な活動や、再び、アメリカ市民としての信頼と権利を取り戻そうとしてきた長い努力の歴史...
自分にも、日々様々なことが降りかかりますが「ぐっと我慢」「諦めない」と思えますし、私を突き動かします。
これからも、日本人として、誇りを持って生きていきたいと思います。
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40年後の1982年、【戦時市民転住収容に関する委員会】は、『この命令は軍的必要性によって正当化できるものではない。それは人種差別、戦時ヒステリー、政治指導者の失敗であった』と、結論しました。
また、1988年に、ロナルド・レーガン大統領は【1988年市民の自由法(日系アメリカ人補償法)】に署名。
アメリカ政府が、初めて公式に日系アメリカ人に謝罪し、生存している強制収容された全員に、それぞれ2万ドルの補償金を支払いました。
また、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、この歴史を全米の学校で教えるため、12億5千万ドルの教育基金が設立されました。
を形にするお手伝い❁〜
アメリカ不動産ブローカー
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アメリカのアの字も英語のえの字もないアラフォーが渡米、 🇺🇸で家売るオンナになるまで。
アメリカで生活する為のポイント。
グランマ＆マザー＆ワイフとして、Happy lifeの築き方。
仕事と家庭を両立させるには？
心と身体のバランスの取り方etc.
お時間を割いて、最後までご覧頂きありがとうございました。
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