夫婦げんかが勃発した場合、
最初から厳しい言葉を投げつけたり
トゲのある皮肉を言ったりするカップルは、
その後、トラブルへ向かう傾向があります。
反して、衝突の原因について注意深く
取り組もうとするカップルは、
お互いの関係を損なうのではなく
強めるような、前向きな話し合いができる
可能性が高くなります。
夫婦げんかのとき、この最初の3分間
の対応を間違わなければ、
夫婦の関係を改善する道が開けてきます。
◆「不満」か? 「批判」か?
良いけんかと悪いけんかの重要な
違いの一つは、
不満で始めるか批判で始めるかと言えます。
例えば、
「ゆうべ、家へ帰ってきたら、流しのお皿は洗ってないし、
部屋も散らかり放題だったから、まいっちゃったわ」(不満)
「私が出かけてた夜くらい、子どもたちが散らかした部屋を片付けて、
食器を洗うぐらいできないの?
あなたときたら、私がどんなに忙しくても協力する気はまるでないのね」
(批判)
子育てをめぐる例を挙げると
「週末には、子どもたちのお出かけの送り迎えをして欲しいわ。
私にも自分の時間が少し必要だから」(不満)
「あなたは自分のことしか頭にないのね。
子どもの世話はひとりで無理だとか、私にもやりたいことがあるなんて、
考えたこともないんでしょう?」(皮肉っぽい批判)
不満と批判の違いを知ることは、
夫婦関係を改善する長い道のりの第一歩です。
夫婦は互いに不満を持ったり怒ったりします。
それは当然の話です。
重要なのは、
どんな点が問題なのか
具体的に話をすることであり、
すべてをひっくりめて個人攻撃をすることではありません。
上記のような批判や軽蔑や皮肉で話し合いを始めるのは、
深刻な問題につながりやすくなります。
それでは、議論に勝てないどころか、
不平や不満が余計に溜まって、
夫婦関係を危険にさらしかねなくなります。
◆言葉の選択には注意が必要
不満は具体的かつ細かいもの、
批判はより一般的で非難を含むもの、
そして、軽蔑は批判に侮辱が加わったもの
を言います。
「あなたはいつも・・・」や
「あなたはけっして・・・」
という文句は、不満が頭ごなしの批判に
変容しているのをはっきりと示しています。
また、パートナーと口論するときには、
「あなたは~」という言葉は極力避け、
できるだけ
「私は~」や
「私たちは~」を使った方がよいです。
詰問調に「あなたは~なのね!」と
呼びかけると問題が複雑になりがちです。
また、軽蔑は批判よりもたちが悪く、
批判は相手を傷つけますが、
軽蔑はそれ以上に冷酷になってしまいます。
相手を悪くいったり個人的に侮辱したりするのは
軽蔑の表現であり、
夫婦関係に問題があることの根深い原因の一つに
なってしまいます。
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をお伺いし、今後の対応策や心構えなどを
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