おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

キボウノチカラについて、そのオトナプリキュア23

2024-04-27 06:35:00 | アニメ

 去年放送された話題作。
 プリキュア5の後日談。のぞみ達が大人になり、再びプリキュアへ変身するというお話。

 正直、見てて思うとこある感じw
 最近はここら辺の世代の、GTOも復活する世の中やし、狙い撃ちのこの感じ。

 見てて本当にモヤモヤするw
 仮面ライダーや戦隊も続編が出てるから、日朝の規定路線なのは分かる。

 微妙ちゃ微妙だよな〜。思ったよりは面白かったが。
 基本はそれぞれ大人になり仕事して、それぞれの大人ならではの悩みがありーの。

 まぁ、おジャ魔女でよう見たテンプレ。みるくが会社員やってのは面白かった。
 テンポが良いし、めちゃくちゃエゲつない世知辛い内容でもないしで、サラッと見れるのは良いんだが。

 日朝女児アニメでこういう生々しいのはあんま見たくないね〜ってのが正直な感想。
 大人向けと言っても、当時見てた女児がこの作品を見ることないでしょっていう。

 おジャ魔女も大人向け出したけど、結局、女児の親世代の人達が昔を懐かしむで見るのが大半だったらしいし。
 仮面ライダーとかは男子がそのまま大人になっても見るから、見てて違和感ない。ブレがないんよ。

 ただ、女児アニメの大人向けやと若干視聴層のターゲットがブレる。
 個人的にはこういう大人向け路線は作品の良し悪しに関わらず、やっぱ反対ですね。

 じゃあ、なんでレビューしてんのかって? 悪口言うくらいなら無視すりゃいいじゃんって。まぁ、それはそうなんですが。
 俺も最初は目だけ通しておいてスルーすりゃいいかと考えてたんですが……。



 ただ、この作品。最終回が最高なんですね〜w
 
 それだけが言いたくてこのレビュー書いてますw
 最終回、一気にモヤモヤが吹き飛んだ。ブラックホワイトが出ても別に大したことねー思ってましたが。

 最後にド級のサプライズ来ました。のぞみとココの結婚!
 これが見たかったんだよ〜!w 絶対ここら辺ヌルッと終わらせると思ってた。

 今まではモヤモヤ、「大人向けってこうでしょ?」の露骨な部分が出てたけど。
 ピンポイントに原作遵守w 劇場版のあのキスシーンから20年。時を越えたプロポーズ。

 マジで感動した。痺れた。これを見たかった。これを見たかったんだよ!w
 単純に大人向け、キャラを大人にするんじゃなく、視聴者の期待に応える展開。それが重要じゃん。

 後は咲舞が同性婚とかしてくれたら完璧だったが。さすがにそれは無理かw
 いや〜、見て本当に良かった。大人向けプリキュアに思うとこある人も、マジで最終回だけは見た方が良い。

 これから大人向けは『魔法使いプリキュア』の続編が10月に放送するらしい。
 またこれモヤモヤはするんだろうけど、見ちゃうな多分w

 では、また。



少女終末旅行について、その絶望と仲良くなる

2024-04-24 08:49:00 | アニメ

 つくみず氏の人気漫画原作。
 原作は2018年に全6巻で完結しています。

 ストーリーは、戦争で崩壊した世界をチトとユーリ2人の少女が旅をするというお話。
 ずっと見たかったアニメで、やっぱり面白かったです。

 まず特徴的なのは絶望感ですね。これが作品全体を貫いてます。
 戦争で崩壊と聞くと、再生とか、生き残った人間達が自給自足の生活して〜みたいなんを想像するかもですが、そういうのはないです。

 崩壊は崩壊。後は終わりと滅亡だけ。
 作中、カメラに3231とか書いてあったけど、いつの未来か分からないにしろ、人類が発展しすぎからの戦争で全滅、再生の余地がない、そんな世界です。

 残った保存食を旅をしながら漁り、食ったらそれまで。
 畑を耕すとか、そもそも畑を耕すための土も種もない。生き物もいない。

 再生は一切ない。終わるだけ。
 その時間がゆったりと流れていく。でも、胸糞とかじゃないんすよね。ただ胸が締め付けられる。

 特に今はイランイスラエルの緊張が高まってる中、怖くも感じた。
 残念ながら、現実の世界は創作ほど長持ちはせんかったみたいやな。

 まだ土があるだけ、今の世界はマシかもだが。
 早めに破滅が来るのは、むしろ人間にとって幸運かもしれない。
 
 何が起こるか先は分からないけど、その時が来たら。
 この2人のように、俺も絶望と仲良くできるだろうか。

 では、また。

 


ミンナのウタについて、その呪いのメロディー

2024-04-23 07:12:00 | Jホラー

 清水崇監督作の真打ち、メインディッシュ登場。
 近年のJホラーに珍しい高評価、『ミンナのウタ』。

 かなり怖いらしく、覚悟しながらの視聴w

 ストーリーは、

 EXILEグループ・GENERATIONSのメンバー、小森隼。
 ラジオ番組のMCを務める小森はその仕事の後、謎の失踪を遂げる。

 ライブを控え、失踪を公にしたくない事務所はマネージャーを通し、探偵へ調査を依頼するが……。

 という、GENERATIONSとのタイアップ作品となります。
 GENERATIONSが全員本人役で出演。グループが怪異に襲われるというお話。

 本格的なん想像してたから、リゾバイに続きまたまた拍子抜け。
 ただ、期待は裏切らない。面白かった。傑作です。

 まず、こういうタイアップやと心配になるのが演技力やが。それは残念ながらお察しw
 でも、そこまで酷くなかったな。てか、メンバーよりマキタスポーツさんの方が深刻やったw

 マキタ、邪魔くせえw
 この映画唯一の欠点と言っていいくらい。演技上手そうな雰囲気だけで、こういうシリアスなんは無理やな。

 マネージャー役の早見あかりさんが凄く自然体で軸になってたから成り立ってる。
 てか、早見さん結構ホラー適性あると思う。早見さん主演のホラー映画あったら見てみたい。

 まぁ、役者の演技は後半につれ、気にならなくなる。
 とにかく話が面白いんで。どんどん引き込まれます。

 『忌怪島』は村シリーズを引き継いだような作品やったけど、この『ミンナのウタ』は別系統。
 全く予想外。話で魅せるタイプの呪怨系列作品w

 ジャンプスケアに頼ってないから、ホラー苦手な人でも普通に見れます。
 そういう瞬間風速の驚かせ系じゃなく、全体的な気味悪さで詰将棋みたく押してくる。

 後半のカセットテープB面で一気にゾワゾワ来た。
 サナがいじめられっ子って展開だと完全に騙された。ミスリードを綺麗に返された。

 最後がフワッとした終わり方なんが残念。
 何故サナが成仏することになったのか、メンバーが生還できたのか。最終的に謎は残る。

 まぁ、まずまず話は完結してて、忌怪島より完成度が高い。というか比べるのも烏滸がましいくらい。
 清水監督は色々と試行錯誤を重ねてるんだと思いますが、この作品のルートが正解ですよw

 間違いなく令和最強ホラー。
 では、また。




忌怪島について、そのイマジョ

2024-04-22 07:37:00 | Jホラー

 清水崇監督最新作。
 「あれ?」と思ったら、2023年は清水監督作が2本公開されてるんすね。

 6月に『忌怪島』、8月に『ミンナのウタ』。
 ミンナのウタはかなり話題になって見るのめちゃめちゃ楽しみですが、まずは前菜から頂きましょう。

 舞台は奄美大島・喜界島ならぬ忌怪島。
 喜界島に伝わる《イマジョ》という実際にある怪談をベースにしたホラー映画。

 ストーリーは、

 最新VR事業を運営するITベンチャー・レナネード社。
 その実験として、忌怪島を丸ごと仮想空間で再現しようと開発研究を担うチーム『シンセカイ』。

 そのチームに誘われた脳科学者・片岡。
 島へ向かうフェリーの中でVRゴーグルを装着する。

 仮想空間で再現された忌怪島にて、チームリーダーの井出から挨拶されるが──。

 正直、話はややっこいですね。
 設定はよう考えられてはいるが、あんまその設定を使いこなせてないようなw

 発案までは良いものの、それを作品に落とし込めてはいない。
 惜しいとこまでは行ってるけど。ホラーとしても物語としても中途半端。

 脳科学ってのは良い線。
 最近の研究でも、幽霊は現実にいるんじゃなく人間の脳が見せてる幻覚ってのが主流になってますから。

 最近のホラー映画でも、幻覚ってのがポピュラーになってるし。
 この作品はそこから一歩さらに踏み込んで挑戦的な内容ではある

 ただ踏み込んでるけど、そこからの行き先は見えなかったなw
 科学方面へ行くのか、オカルト方面へ行くのか。微妙に濁した、境をハッキリしないフワフワ展開。

 科学方面にしては専門色が薄いし、オカルト方面ならもうちょいホラーが欲しい。
 個人的にはシゲル爺の復讐がもっと見たかった。それを話の主軸にした方が良かったんじゃないかね。

 村シリーズでの反省を全然活かせてないやん。
 話としては軟着陸してるからつまらなくはないが。本当に面白くもつまらなくもない作品。

 正直、リゾバイの方が面白かったw
 原作グチャグチャであんま評価したくないが、グチャグチャの中にもちゃんとお釣りが来る話の面白さはあったからな〜。

 まぁ、前菜はこんなもんよ。腹ごなしにはなった。
 メインディッシュは『ミンナのウタ』ですよ。早く頂きましょう。

 では、また。




便利屋斎藤さんについて、その異世界に行く

2024-04-21 13:16:00 | アニメ

 一智和智氏の人気漫画原作のアニメ。
 正直、飽きたら途中で切ろうと思ってて全く期待してなかったけど、この作品も面白いしねw

 昨日のヘルクと同様、一風変わったファンタジー作品。
 いわゆる異世界モノ。工務店で働く普通のサラリーマン斎藤さんが突如異世界へ召喚されというお話。

 一応、斎藤さんとそのパーティのお話ですが他にも重魔法戦車や凸凹、エルフ神官、公認勇者、パワーウィザード、王様など。
 
 その世界や国で生きる人々の群像劇です。
 物語が唐突に始まって、ちょっと最初が分かりにくいけど慣れますw

 1話見れば大体のシステムは理解できる。
 そこで惚れたら一気見しちゃうと思う。俺は見たら止まらんかったな。一晩で全部見たw

 なんか纏う空気感が好きなんすよね。OPEDもオシャレで。
 ヘルクと同じでギャグ多めなんすが話のテンポが良いし、ギャグセン自体も高い。

 第9話とかめっちゃ馬鹿馬鹿しくて好きw
 ただちょっとグロい。斎藤さんもゴーレムに握りつぶされて死にますw 容赦ない世界観ではあるんかな。でも、大概生き返るんで大丈夫です。

 全部ギャグではなくシリアス展開もあります。
 全12話に、忍者と魔女編、犬戦士編のメインストーリーがあって、そこも感動します。

 シリアスと言っても基本はハッピーエンドで安心して見られる。
 特に忍者に対する処罰とか結構好き。勧善懲悪の匙加減が。

 めちゃめちゃ作り込まれてる訳じゃないけど、上手く作風とマッチしてるというか。
 てか、そもそも俺とこの作品がマッチしてるんだと思いますw

 最近はファンタジーだの異世界転生だの溢れてますが、やっぱ見てみるまで分かんないね。
 見たら自分にバッチリ合う可能性がある。偏見を持っちゃいかん。この作品見て本当に勉強になった。

 主人公の健気さが見てて共感するというか、応援したくなる。
 斎藤さんは別に能力があるわけじゃなく、工務店で働いてた経験や手先の器用さ。何より優しくて気遣いができる性格で、とにかく頑張るんすよね。

 自分を受け入れてくれた人達のために。自分の居場所を見つけた嬉しさとか。
 理屈抜きの話でほっこりする。俺ってこういう作品が好きなんやなって、ちょっと恥ずかしくなりますけどw

 見る人によってはヌルく感じるかもだけど、ハッピーエンドとか好きな人は本当に楽しめると思う。

 マジで第2期期待ですw
 では、また。