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新聞記者について、そのダグウェイの羊

2020-06-21 20:53:00 | 刑事・社会
去年、日本アカデミー賞を取った問題作。

なかなか面白かったです。
まぁ、内容的には相棒みたいな感じでしたけどw

なんかありましたよね。防衛庁が防衛省になった頃、テレ朝らしい内容やったの覚えてるw
そこがこの映画唯一の難点かな。チープなアイディア。監督も若いってことでそこんトコまだまだ薄っぺらい。そこは今後の課題かね。

だが、他はやはり群を抜くというか、圧倒される作品。

特に役者の皆さんが凄い。
内容的に拒否られたんか、出演の目処が全く立たんかったんやと。

監督自身も2回オファーを断ったんやて。
だけん演技には鬼気迫るもんを感じた。背水の陣ちゅーか。

松坂桃李ももう立派な役者になったもんやな。シンケンジャー見てた人間からすると感慨深い。
正直、官僚役とかどうなん? と思ってたけど見事にこなしとったな。

田中哲司も凄かった。
さすが仲間由紀恵と結婚しながら不倫するだけあるわw 渡部なんかとは大違い。胆が据わってる。

一部ではアイヒマンがモデルなんじゃないかって言われてるが、正に命令に忠実な官僚そのものです。
機械に徹する役人。ある種、信念を感じるくらい。多田の最後のセリフが彼唯一の人間的な部分なんだと感じる。お見事です。 

女優の方はやはりシムウンギョン。この人に尽きます。
配役が難航しすぎてとうとう韓国に流れ着いてしまったというw

そのお陰で宝を見つけることが出来たから御の字やが。
主演女優の貫禄ですな。まぁ、まだ立ち位置が微妙ではある。

ブルーアワーは正直酷かったしなw もうちょっと日本語は上手くなってほしい。
まだ模索中やが、日本映画の至宝にゃ変わらない。そういう存在感。



でも、この程度の内容で反政府なんて捉えられるや。
そこは日本のよくないところかもせんな。

正直ファンタジーやし。自衛隊の生物兵器とかさ。
政府の陰謀ちゅーならもうちょい骨太の内容が出来たんちゃうかね?

内閣情報調査室そのものをテーマにした方が良かったかもせんな。
下手に主軸据えるより、内調がやってる検閲や監視の実態を暴くとかの方が面白かったんちゃう?

今は木村花の自殺で誹謗中傷が問題視されとる。
実際に総務省は規制しようとしてんやろ? 政府は言論に介入する口実を得たわけやんか。

誹謗中傷は拡大解釈されるで。どこまでが誹謗中傷かなんて誰が判断するんや?
まだこれからどうなるか知らんが、言論の自由の崩壊が始まってるのは確かやろう。

今の時期に新聞記者が製作か放映されとったらまた違った捉え方をされたんちゃうかね?

色んな捉え方がある、不変不朽の映画だと思います。

では、また


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