海外で大きな話題となっている出来事と日本のトップニュースが違うことを紹介している本で、内容としては、「日本のメディアは閉鎖的で、海外で話題となっているニュースを取り上げず、日本は世界に取り残される」といったものです。

 ただ、世界各国が取り扱っているトップニュースは、「日本だけが違っているものを取り扱っているわけでもなく、世界各国の事情に応じて、各国がそれぞれのニュースを取り扱っている」というのが私の印象であります。実際、私は北米のカナダと米国のニュースサイトをしばしば見ていますが、北米とカナダでもトップニュースは違いますし、欧州のイギリスでも違ったニュースを取り上げています。

 しいて言うならば、北米と欧州は中東のニュースを重視していますが、アジアのニュースはそれほど重要視していない感じがします。それに対し日本では中東のニュースはそれほど報道されることがありません。

 これは今回の新型コロナウイルスに関してのニュースでも表れていて、当初、東アジアで発生した新型コロナウイルスなんかは、世界の果てで起こったことで、自分たちは関係ないと北米や欧州は考え、この甘さが、北米や欧州での新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大につながったと私は見ています。

 このようなことから、日本のメディアが特殊な状況にあるわけではなく、海外のメディアも十分閉鎖的で、それほど海外のニュースに興味があるわけではないのだろうと思います。

 部分的には、少し著者の個人的な主観や思い込みが強いなと感じましたが、こんな見方もあるなということを知るには良い本だと思います。



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