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【絵本/感想】 junaida「Michi 」-男の子と女の子、それぞれがたどる不思議ワールドへの旅


 前回、「の」を紹介したjunaidaさん。かなり気になったので、さらに「Michi」という絵本を読んでみることにした。「の」とは違って大判でしっかりした造りのちょっと重めの絵本だ。

 

 両表紙だ。「Michi 」というタイトルがついた左開きの方は猫を連れた赤いマフラーの男の子が主人公。右開きの「みち」の方は犬連れの赤いスカートの女の子が主人公だ。彼と彼女はいろいろな世界(ひと見開きがワンワールド)を旅をして、本のセンターで出会う。構成としてはとてもシンプル。junaidaさんの絵はいろいろ工夫されていて色も美しく、本当に素晴らしい。

 

  そして、描かれる旅の世界の楽しいこと!機関車の街だったり、本でできた街だったり、ツリーハウスの街、滝の中の街、冬の山の街、宇宙ステーションの街、ランプの街、海底の街、楽器の街!!!とにかくこまやかに描かれたその世界は見飽きることがない。この子一体何してるんだ?この2人、どんな関係?このオバケみたいなの何?などなどなど興味は尽きない。

 

 まずは主人公たちを見つけ出す「ウォーリーをさがせ!」的な楽しみが出来るだろう。赤のマフラーと赤いスカートは目立ちやすくする工夫だ。その後は自由気ままに主人公たちと一緒にいろいろな世界を楽しめばいいのだ。そして、心を遊ばせたらいい。そうか、Michi は未知へと続いていくのだな。
DATA◆junaida「Michi 」(福音館書店)2,530円(税別)

 

◯「の」の僕の感想はこちら!

 

 

◯「ほぼ日」にjunaidaさんのインタビュー記事がありました

 

◯勝手に帯コピー(僕が考えた帯のコピーです)

 

 さぁ、不思議ワールドへ旅に出よう!

Michiは未知へと続いていく。

 

 2020.2.21 今週はちょっとビジーだったので疲れ気味。コロナ、国内はさらに広がりそうだなぁ。読書は宮部みゆき「黒武御神火御殿」

 

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