また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!ローラン・ビネと山本文緒の新刊、そして天才ヨウム、アレックスの話!(2020.9/5-10/1週)

 さてさてさてさて、今回は気になる、気になる、気になる3冊。まずは出た本。ローラン・ビネの「言語の七番目の機能」。ローラン・ビネって大きな話題になったあの「HHhH プラハ、1942年」の作者じゃないですか!!「HHhH 」は確か本屋大賞の翻訳部門の1位にもなってる。刺激的ですごくおもしろかったなぁ。その作者の新作ならば無条件で読みたいのだけど、な、なんか難しくないのか?記号学的ミステリー?でも気になる!!!

ロラン・バルトを殺したのは誰か
本屋大賞翻訳部門第1位『HHhH』の
著者による驚愕の記号学的ミステリ。
登場人物は、フーコー、エーコ、デリダ、アルチュセール、クリステヴァ等々
綺羅星のごとき実在の人物たちばかり。
「エーコ+『ファイト・クラブ』を書きたかった」-L・ビネ
アンテラリエ賞・Fnac小説大賞受賞

 ◯「HHhHプラハ、1942年」の僕の書評はこちら!


 

  さて、出る本、というか今日発売!山本文緒「自転しながら公転する」(9/28)も大注目。山本さんといえば前作「なぎさ」が「恋愛中毒」以来15年ぶりとなる長編小説でしたが、この作品は「なぎさ」から7年ぶりの新刊。いいタイトルだなぁ。アマゾンの紹介文を。

結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか
共感と絶賛の声続々! あたたかなエールが届く共感度100%小説!

東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが…。
恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!
答えのない問いを生きる私たちをやさしく包む物語。
7年ぶり、待望の長篇小説

 

◯新潮社の特設サイトはこちら

◯「なぎさ」の僕の書評はこちらです。文庫になっているのでぜひぜひ!

 

 さらにもう一冊、アイリーン・M・ペパーバーグ「アレックスと私」(10/1)出ます。これはすごく気になるぞ。

 

まずはアマゾンの紹介文と柴崎友香さんの推薦の声を読んでみてください。

ヒトと動物は、人間の言葉を使って交流できるのか?
はるかな目標を掲げた研究者が出会ったのは、のちに「天才」と呼ばれることになる1羽のヨウムだった。

100の単語を用いてヒトと対等にコミュニケーションし、足し算を正しく行うなど、鳥類の認知能力に関わる多くの成果を残したアレックス。
学界に吹く逆風のなか、彼とアイリーンはヒトのみに与えられる特権とされていた「ことば」についての認識を塗り替え、動物の心と意識という謎に分け入っていく。
「アイ・ラブ・ユー」ということばを遺してアレックスが亡くなるまでの波乱の30年を綴った、感動の科学ノンフィクション。

文庫版では、単行本未収録の「著者インタビュー」「よくある質問」を追加。
鳥類の音声コミュニケーションの研究者、鈴木俊貴さんによる解説が新規収録されています。

推薦の声

わたしたちが世界についてなにも知らないことを、知っていく驚きとよろこびを、教えてくれた。この先も自分を支えてくれる大切な本です。
ーー柴崎友香(小説家)

 ◯アレックスについてはこの動画を!

 2010年に出た単行本がハヤカワ・ノンフィクション文庫に入りました。アレックスのことはちょっと知っていたのだけど単行本が出てたんだなぁ。これはもう絶対に読みたいぞ。読もう!!!というわけで今週は、読書の秋に向けた最強3冊でした。

 

2020.9.28   東京、今日は久々の晴れ。犬の散歩も気持ちがいい!読書は凪良ゆう「流浪の月」。

 

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