救急車を呼んでもらってから既に1時間は経過していただろう。やっと医療機関に向かった救急車は予定所要時間10分の半分ほどで目的の医療機関に到着した。

 

まずは救急車のストレッチャーから医療機関のストレッチャーに移され、そこで体位が変わった際めまいと頭痛が酷くなった。

 

そのままストレッチャーは検査室へと運ばれ、瞼が開かないのでなんの検査が始まったのか不明だが検査技師の指示内容からCTだと思われる。次に診察室に移動した。女性の救急医と思われる医師が登場して採血と心電図測定が始まり、問診が始まったが最初に「病院はタダじゃないからね!」と強い口調で告げられた。更に身体全体に力が入らず話すこともままならない私にハッキリ判るように話しなさいという。この状態で上手くハッキリと話すようにとは酷なことだ。ただ精一杯努力しているが力が入らず話せないと告げるに留めるしかなかった。

最後に女性医師は点滴用針を左手首辺りに刺し点滴を開始して去っていった。

 

次に女性医師の上司(部長職なのか?) と思われる温厚そうな男性医師が現れた。先ほどの女性医師とは違い、まず男性医師は自己紹介を始めた。上手く聞き取れていなかったが、名前を確認したく頑張って瞳を開けてネームバッジを見たが視力にも影響する衰弱状態なのかネームバッジの文字が読み取れなかった。

その男性医師は女性医師が問診したように質問し始めたが、私からの情報を引き出す能力が高くより詳細にまた5年前の長期入院のことまで遡り説明した。そしてあとは安心治療しましょうと私を励まして彼は診察室を去って行った。

 

暫くして女性二人が現れ、これから病室に移動する旨伝えられストレッチャーはエレベーターを使い目的の病室に到着したが、未だ当然だが全身に力が入らず目も閉じた状態なので女性二人が何者なのか何階の病棟なのかさえ全く知る由も無かった。

 

目的の個室病室に到着したら自分でベッドに移れと告げられた。私の病状を知らされていないのか?それとも彼女たちの仕事が雑なのか?扱いが粗雑だった。

ほぼそれと同時に看護師らによって体表に電極を貼り生体モニター開始、左手指にパルスオキシメーターを取り付け血中酸素飽和度のモニターも開始された。

 

あまりにも喉が乾いていたので水を頼んだら、吸飲みに水を入れて準備してもらえ、早速飲んだらむせて上手く飲めなかった。多分ベッドで寝たまま横を向いた体勢のせいだろうと思ったが、看護師らはそれをしっかり看護記録に記載していた。(後日水分の為水をお願いしたら咽ずに飲めるか確認されたので判明)

 

最後に看護師なのか介護士(ヘルパーとも言われる)不明だが、トイレに一人で行けない様だったら尿瓶に排尿するようにベッドサイドに置かれた。私の記憶では尿瓶に排尿したことが無く違和感があるので、当日夜トイレに行きたくなったら、ナースコールしてトイレまでの往復は介助してもらおうと思った。

そしてもう消灯時刻の午後9時だからと告げて看護師らとヘルパーらは413号室である私が運び込まれた個室病室から去っていった。

 

間もなく病室は消灯となったが、暫くして先ほどの男性医師が現れ様子を伺いに来てくれた。病院に入院できた安堵感と環境が変わった緊張感を素直に伝え、その男性医師は安心して治療して行こうと励ましてくれた。また点滴のスピードが速いらしく調整して部屋を去っていった。その時はその男性医師が主治医であるA医師とは知る由も無かった。

 

病棟の病室のレイアウトは全く分からないが、スタッフステーションの近くらしくスタッフの声が大きく私の個室まで響いてくる。この雑音が響いてくる中安静に就寝するのかと思うと納得できなかった。だからといってその時個室を拒否することも他の個室に移動する権利は持ち合わせていない。当然ですが!

 

今は眠れなくてもいずれ自然と寝られるだろうと諦めてただベッドで安静にすることにした。また予想通りに個室病室を見渡したが時計もカレンダーもない。また病院の正しい名称も分かっていない。

 

消灯して身体の倦怠感に苛まされながら眠気が迫ってくるのを期待しつつベッドで安静に寝ていてかなりの時間が経ったとき(時計がないので消灯された午後9時からどの位経ったのか全く分からず)に男性がやってきた。

 

その男性曰く通常入院と共に入院着(レンタルでも私物のパジャマどちらでも可)に着替えるのだが消灯時間に入院したために着替えておらず、看護師の指示で下着をオムツに替えようとやってきたようだ。そしてその男性はヘルパーであった。

 

その男性ヘルパーにトイレに行く場合のことについて説明を受けたのだが、今出来れば直ぐにトイレに行きたいと伝えるとその男性ヘルパーは、車イスを用意してくれどうにか自力でベッドから車イスに移りたかが数メートル先のトイレまで男性ヘルパーは車イスを押してくれた。そうして無事にトイレを済ませまた同じようなプロセスでベッドに寝た。参考までに時刻を聞いたら間もなく翌日午前0時にならんとしていた。少量の水を口に含み再び眠くはないがベッドに横たわり安静に時間を過ごすこととした。

 

 

 

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