7月10日


田町遊郭の後編です。
と、言っても横須賀の田浦のようにすっかり住宅地に

埋まってしまって見所が少ないんです。
とはいえ、GHQの慰安所に使われたりと全盛期には

駅の方まで行列ができるくらいだったそうで。


アイコンとなる前回載せた有名な妓楼ですが、
これほど大規模なものは残ってないそうです。





角度を変えて載せられなかった部分を。



もう一箇所もかろうじて残ってます。



前回ベンツの止まってた隣の新しい建物も、
元料亭かそっちの店だったらしいです。



大門通りにある倉庫も大規模な妓楼の
あった敷地だそうです。


「売春防止法」が施行されて「赤線」そのものが消滅するときに、通りにあった石碑などを壊して跡形もなくしてしまったそうです。


裏はすぐに浅川が流れてます。
暑い日だったので、バーバキューや

テントを張って楽しんでる人が見えました。



この「田町遊郭」はもともと「横山町」、
(今の駅からR20に出たあたり一帯)

にあった「八王子遊郭」が火災によって、
移ってできたものだとか。

面白いのが、遊郭のあった「田町」の
隣の町名が「元横山町」というところ。何かある?


ここも大宮のようにビルに囲まれた、
昭和中期の繊維問屋や駅裏に蔵造りの

家があったりとワンダホーなところです。
戦前建築は空襲で焼け野原になったのでないはず。



駅のそばでも裏道を歩くと
意外な「発見」があったりします。
駅から5分のところに蔵を備えた豪農っぽい家が。


そんなに広いところじゃないので
1時間もあれば見て回れると思います。


再び中央線に乗り、高尾へ向かいました。
高尾折り返し電車は行き止まりの1番線発着とは知りませんでした。