この所、芸能界での自殺者が続いている。
三浦春馬さんにしても、竹内結子さんも、傍から見れば、
売れっ子で、容姿も良くて、収入も沢山あって、
何で自殺なんてするの??って思うのかもしれないが、
それなりに、自殺をしなければいけない程、悩んで
いたんのだろうし、芸能界という所は、神経が図太くないと
生きていけない所なんだと、私は勝手に思っている。
私は、51歳・・・
この人生の中で、真剣に自殺をしたいと思った事が
2回ある。
この間、知人の人と、自殺をしたいと思った事がある??
と聞かれて、2回あると言ったら驚いていた。
その方は、一度も、そんな事を思った事が無いと。
2回が多いのか?少ないのかは分からないが。
1回目は、大学受験で不合格になった時だった。
自分の努力不足は分かっていても、やる気が起きず、
1週間ほど、引きこもっていた。そんな覚えがある。
今にしたら、そんな大した事では無かったのにと思える。
2回目は、44歳か45歳の時だった。
これは、非常に辛かった。
知人が、いつも、『死にたい!!』って思えると。
ある意味、マインドコントロールなのか??
その時、仕事も、自分で始めたばかり、本当にこれから、
やっていけるのか??私は大丈夫なのか??
不安が押し寄せて来たのだ。
人間、上がるのは大変なのに、下がって行くのは、
坂道を転げ落ちていくように、簡単に下がって行く。
いつも、頭の中は、『死にたい!!死にたい!!』と。
これが、2年ほど続いたのです。
ホント、いつも、どうやったら、簡単に死ねるのか??
誰か殺してくれないのか!!なんて思っていた。
死神に取りつかれたようになっているのだ。
ただ、私の頭の片隅にあったのは、亡くなった母さんが
『自殺だけはしちゃ~、ダメだよ。自殺をすると、また、
人生をやり直さないといけなくなる。天国にも行けない。』
と。これが、本当かどうかは分からないけれど、
たまに、この言葉が出てくるのだった。
思い悩むと、食べれなくて、体重も、10キロ程落ちた。
常に神経がやられてしまっているので、食べれなくなる。
体力も使う仕事なのに、本当に辛かった1・2年だった。
多分、更年期もあっただろうし、うつ病にもなっていた。
外に出るのがイヤだったし、人に会うのがイヤだった。
来る患者様・お客様が愚痴を言ったりすると、
『私に、そんな事を言わないで!!』と思っていた。
でも、私は周りの人達に、助けられて来た。
だから、今も、生きている。
生きるって、大変な事も沢山ある。
イヤ、大変な事の方が多いと・・・。
どんな事でも、結局は自分で解決をするしかない。
この自殺をしたい気持ちも、自分の気持ちを
徐々に変えるしかなくて。
今は、やっぱり、自殺しなくて良かったと思っている。
こんな世の中ではあっても、生きているのは
素晴らしい事である。
私の人生も、折り返しはしているし、まともに
動けるのも、10年~20年。
どうせ、死は訪れるのだから。
それまで、楽しく生きて行きたいと思っている。
橋下徹さん・林修先生・市川猿之助さんが
共通して言っている事。
『先の事は考えずに、置かれた立場で一生懸命に
やる事。人生の最後に良かったな!!』という
言葉は、私は、当たり前だけど、素晴らしいと。
自分の事も大事だけれども、周りの人や
困っていた人がいたら、助けてあげる。
見返りや恩着せがましい事は言わずに、
自分が納得する事をやっていけば良いのだから。
楽しく生きましょう!!
今、前から見ている物事も、右から見たり、
左から見たりすれば、また、違うと思うし。
人生は、一つの道だけではない。
どんな道を選ぶのも、自分だし、それも、
縁とタイミングですから・・・。
と、お気楽な私になってます。
死ぬ時に、いい人生だったと・・・。