🔷月曜日からクリケットは閉鎖


どのような、そして、どの程度の閉鎖なのかは後日判明するとして、世の中の最近の状況は、ゆづの判断の賢明さが際立つ結果になっていると実感する連休最終日。

さて、

🔷11/22発表の感染判明者数、大阪490人、東京391人、初めて大阪が東京を抜いた。

この状況でNHK杯に観客をいれたら、実質的な実証実験になってしまうのではないか?

ロシアでは、ペア、メドベデワ等の感染が確認され、シェルバコワも肺炎に罹患しているとのこと。
前回までのロシア国内試合では、観客を普通にいれ、マスクすらしていない関係者や観客が散見された(いや、本当に酷い状況だった)。だが、この感染の実態を受けて、ロステレコム杯の感染対策は一変した。一見すると真面目なものとなり、観客席は半分埋まり、関係者も普通にマスク姿になった(ミーシンの鼻と口の半分はマスクの外に出ていたが…)。

アナウンスがないので、選手や関係者が事前にPCR検査を受けているのかは不明。だが一方で、海外ニュースを見ていればわかるのだが、ロシアの検査体制は日本より何百倍まとも。無症状でも申し出れば、医療スタッフが家のドアの前まで検査キットを持参してくれ、回収もしてくれる。費用はたしか3000円もしなかったはず(日本の6分の1)。結果は数日後にメールで届くシステム。その事からしてもロシア国内試合では、スケアメがプロスポーツにならってしたように、ロステレも全員検査をしているのではないだろうか?

翻って日本ではどうだろう?連盟の指針を見る限り、出場選手と関係者にたいして全員検査をすると言う記載は見当たらない(何かの試合で遠方から来た選手にだけは実施したという話はどこかで聞いた)。相対するのは、変異があるとは言え全世界的に共通のウイルスなのに、日本のCOVID-19だけは検査しても無意味だなんてことがあり得るだろうか(国とその御用学者やマスコミはそう宣伝している)?それは断じてあり得ない。

海外プロスポーツがそうしているように、不特定多数が集まる試合の開催においては、数日あるいは1週間単位のPCR検査が必要である(例えそれが無観客でも)。そしてそのような現場では、1時間以内に検査結果がでる全自動の検査機器のようなものが使用されている。🇫🇷で主に使用されている全自動機器は日本製。なぜそのような便利なものが日本国内ではなく🇫🇷で優先的に使用され続けているかというと、そのうらには開発の費用を🇫🇷が出してきたという経緯もある。日本では政府がそれを使用しようという意思がないだけでなく、国として検査抑制を推進しているため、このような優秀な機器の活躍の場すらない。厚生労働省と文部科学省の縦割り行政の悪癖のせいで、大学にある機器やマンパワーすら利用されてこなかった(自主的に利用している例はある)。そんな国の愚かな政策のもとで、与党の大臣が推進する五輪の旗印として、あるいは資金稼ぎのための競技として開催されるNHK杯や全日本の感染対策が万全だとはもはや思えない。サッカーやゴルフ、野球が試合を開催しているのは、頻度こそ違うだろうが選手関係者に全員PCR検査を実施しているから。しかしそこに集まる観客は無検査。ここまでCOVIDに対しておおらかな国は、最貧国を除いて地球上どこを探してもないだろう。その上、観客を規制以上に入れる実証実験まで実施する。事実上の人体実験。これに参加する国民もどうかしている(もしくは国を盲信しているか何も考えていないか)。

日本国内の感染状況はだらだら続くだけでなく、冬の第三波へと突入した。国によって抑圧され情報操作されているマスコミがなんと言おうと、感染は拡大している。しかも、この感染者数を春頃の感染者数と単純に比較することはできない。その理由は、当時と今の濃厚接触者の規定が異なるから。
当初の濃厚接触者は、半径2m以内だった。その後、半径1m以内、15分以上と変更され、現在はマスクをしていれば濃厚接触ではないとされている。そこに曖昧な判定基準として、マスクをはずした会食時の相手との角度等を判定するらしい。全く馬鹿馬鹿しい。念のために濃厚接触者判定の実例を挙げておく。現役教員が感染してそのまま勤務していても、医師が発熱後診察していても、濃厚接触者はいないのだそうだ。そんなことありえるだろうか?直近の例では、豊洲で141人以上の集団感染が起きているが、都はこれを「クラスター」ではないと言っている。クラスターは濃厚接触者をしらみ潰しに検査して行った結果として判定されるものだったはず。この集団感染をクラスターではないと言うならそれは、濃厚接触者の定義を非科学的で非論理的なものに変えたからに他ならない。

こんな国で、安全とされて実施される試合が、本当に安全だと信じられるだろうか?少なくとも私は信じない。

というわけで、連盟が、選手と関係者、観客の健康と命を本当に守るつもりがあるのなら、NHK杯と全日本は無観客で、定期的な全員PCR検査をした上で開催すべきである。いやもっと言うと、同じ連盟の管理下にあるスピードやショートトラックの試合を中止するのなら、フィギュアスケートも中止すべきだ。フィギュアスケートの選手は金儲けの道具ではないのだから。

軽傷者にも罹患者の80%以上に残るという後遺症の詳細を知れば知るほど、安全神話のもとに無検査のままで開催される無防備な試合には不安しかない。