弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

公取が意地でも取り締まるかも!?

2020年02月12日 | 法律情報
楽天が出店者に対し、送料負担を求めている件について、独占禁止法(優越的地位の濫用)に該当するのではという議論が

あちこちで沸き起こっていますが、楽天もこの件については事前準備を怠っておらず、公正取引委員会に事前相談を行ったようです。

ただ、この事前相談の際、公正取引委員会は「違反の恐れあり」と回答していたことが報道配信されています。

 ◆「違反恐れ」楽天に事前指摘 公取委、送料無料化巡り


もし上記記事は本当であるとすれば、楽天は大きな賭けに出たな…と思います。

事前相談時のスキームと今回実施使用しているスキームが同じなのかは分かりませんが、はたから見ると

楽天の行動は、完全に公正取引委員会の顔に泥を塗るようなものだからです。

私の知っている限り、お役所はメンツをつぶされと考えたら徹底的に取り締まってきます。

果たして公正取引委員会はどこまで踏み込んでくるのでしょうか。

言い方は悪いですが、非常に見逃せない展開になってきました。





◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中



この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【厚労省公表】新型コロナウ... | トップ | 給料ファクタリングなるもの »
最新の画像もっと見る

法律情報」カテゴリの最新記事