昨日の記事『楽譜への書き込み』、たくさんアクセスいただきありがとうございます。
きょうは、ツイッターでおこなったアンケート結果など、まとめてみたいと思います。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
なにで書き込みますか
楽譜への書き込み、なにで書きますか。ツイッターで訊いてみました。
ツイッターって選択肢が4つしか設定できないので、適切だったかどうかわかりませんが、
意外とシャープペンがいちばん多いのですよね。鉛筆ではなく…。
シャープペンは使わない、という人もおられますね。
また、中高生たちのカラフルな楽譜から、マーカーペンが多いかな、と思ったのですが、
フルスコアをマーカーペンで色分けされる先生もおられますよね。
でも、マーカーペン、ほとんどありませんでした。
鉛筆は、ぼくもそうですが、濃いやつ。中には6Bを使うという方もおられました。
音楽準備室に濃い鉛筆が備品としてあって、練習で借りて終わったら返すというところもあるそう。
シャープペンでも0.9とか太いモノ、濃いモノを使うという方もおられました。
あと、フリクションペン(消せるペン)という方が何人かおられました。
濃い鉛筆、消せるもの、という声が、やっぱり多いですね。
書き込む内容は…
さて、昨日も少し書きましたが、楽譜に書き込む内容は、ぼくの場合…
テンポの変わり目には『σσ』(めがねマーク)。
リットやテンポがゆるむところには、ぼくは『~』を書きます。
逆に、前へ行くところやアッチェルのところには『→』を書きます。
ブレスやフレーズの切れ目に『/』を書いたり。
変拍子のところには『VV△』などと書きます。
指揮者の振り方は『in4』とか『in2』とか書きます。
転調が多い曲では『Es:』とか『d:』とか調性を書きます。
長い休みの途中には、出てくる楽器を『Trp』などと書いて、ガイドにします。
また、長い休みは区切りごとに分割して数えやすくします。たとえば20小節を『8+8+4』みたいに。
楽譜をめくってすぐに音があるとき、前のページの最後に『VS』と書きます。
和音分析は、スコアには『D-7』『G7』などコードネームで書くことが多いです。
でもパート譜に書くときは、『II-7』とか『V7』とかで書きます。
そうすれば、その調性の中での機能が一目瞭然でわかりますよね。
自分が振る曲のスコアには、決めたテンポを数字で書いたり、
合図を出すべき重要なパッセージの出には『[ 』を書きます。
書き込みのポイント
なにしろ、簡潔明快にわかりやすく、一瞬で書ける書き方で書きます。
間違っても、『指揮をよく見る!!』とか、『歌い込んで』なんて書いたりしません。
基本、文章は書きません。記号です。演奏しながらそんなの読んでる場合じゃないですから。
それから、全部の小節に小節番号を書いたりもしません。
たいていの楽譜には、各段のあたまに小節番号がありますよね。
そこから数えればいいし、「Bの5小節目から」なんて指示のときもありますよね。
小節を数える間も与えないほど間髪入れないようでは、いい合奏はできないと思うのです。
そして、書き込みは、要らなくなることや変更になることもある。
だから、簡単に消せるやり方で書きます。
さて、みなさんは何を使ってどんなふうに楽譜に書き込みしますか。