吹奏楽だけ聴いていても… | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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吹奏楽をやっているみなさん、普段どんなモノを聴いていますか。

吹奏楽ばかりですか。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

吹奏楽ばかり?

 

もしかして、普段から吹奏楽ばかり聴いている、なんて人もいるかもしれませんね。

まさか、「オーケストラなんて…」なんて思っていないでしょうね!?

まさかまさか、「○○しか聴いちゃダメだ」なんて言われている人、いたりしないでしょうね!?

それ、はたしてなにかプラスになるでしょうか。

栄養が偏ったら健康にはなれませんよね。音楽だって…

 

 

 

吹奏楽をする人は

 

吹奏楽をする人は、吹奏楽だけを聴いていては絶対にダメです。

何故でしょうか。

吹奏楽で演奏される音楽って、どんな音楽でしょうか。

クラシック、ジャズ、ポップス、編曲モノも多いですよね。

元は吹奏楽ではなかった音楽。

そして、吹奏楽オリジナルを演奏するにしても、そのルーツってどこでしょうか。

たとえば民謡だったりするかもしれないですよね。

だから…

 

 

まず元を聴こう

 

そういう元、ルーツ、元祖、オリジナル、それを聴くことって大切だと思うのです。

たとえば、以前にも書きましたが、

『宝島』をやるのだったら当然、まずT-SQUARE(THE SQUARE)を聴こう。

それって、大切なことだと思うのです。

元を聴いているのといないのとでは、演奏は変わってきますよ。

元を聴かないのでは、出来るのはせいぜいコピーのコピーの劣化孫コピーですよね…

 

 

 

吹奏楽は『ジャンル』じゃない

 

そして、大切なことを書きます。

吹奏楽は、音楽の『ジャンル(種類)』ではありません。『演奏形態』のひとつです。

吹奏楽というジャンルがあるわけではないのです。

演奏形態は、吹奏楽のほかには、オーケストラやビッグバンドや金管五重奏や、いろいろある。

そこで演奏される音楽も、いろいろある。

たとえばジャズという音楽を演奏するとします。

それをオーケストラで演奏しようとビッグバンドで演奏しようと吹奏楽で演奏しようと、

ジャズを演奏するのならジャズの語法で演奏すべきで、演奏形態は関係がない。

どう演奏するのかは、その音楽によるべきなのです。

だからなおさら…

 

 

いろいろ聴くことが大切

 

いろいろ聴くことが大切なのです。

いろいろな音楽を、その語法を身体に入れるために。

『吹奏楽』自体には『語法』はありません。『書法』はあるけれど『語法』はないのです。

そこで演奏される、それぞれの音楽に『語法』があるのです。

そして、そのルーツは元々、吹奏楽の外側にあるものが多い。

だから、吹奏楽をする人、しようとする人は、吹奏楽だけを聴いていたのではダメなのです。

いろいろ聴かないと…。

 

さて、いろいろなものを聴いていますか。