きょうはちょっとマニアックなクルマのお話です。といってもレースとかのお話ではなく、
今ぼくが乗っているクルマ、トヨタアクアのハイブリッドシステムのお話です。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
THS-II
トヨタのプリウスやアクアなどに搭載されているハイブリッドシステム、THS-II。
これ、いろいろネットで情報を漁って勉強はしていたのです。
なにしろ、自分のクルマがどうやって走っているのかというお話ですからね!
で、ある程度知ってはいたのですが、この仕組みを実物を使って詳細に解説している動画を先日発見!
それが、これです!!
これを見て、知っていたこととはいえ、あらためて感動しきりなのでした。
あらためて…
仕組みや動き、原理は知っていましたが、あらためて、すごい! と思いました。
中はこんなにもシンプルなのです!
クラッチもベルトもなければギアが組み変わったりもしない。
作動油で制御もしていない。
セルモーターもオルタネーターもなく、エアコンやパワステも電力駆動だから、
エンジンには補機ベルトもない。
機械的に壊れる可能性が、限りなく少ないのです。
電子制御
では、どうやって変速や制御をしているのか…
2つのモーターとエンジンのスロットル開度をコンピューターがコントロールしているのですね。
シフトレバーは単なるスイッチでしかない…。
たとえばニュートラルは、電気的にニュートラルになるだけなのです。
2つのモーターが電気的に解放されるだけ…。
よくこんなこと考えますよね!
ほんと、大発明です!!
モーターは…
搭載されている2つのモーターは三相交流モーター。
電車みたいにカゴ型三相誘導電動機ではなく、回転子に永久磁石を使った三相交流モーター。
それを、インバータ、コンバータを使って制御している。コンピューターで。
で、モーターとエンジンのいちばん美味しいところを使って走っている。
減速時にはもちろん、回生ブレーキ(減速力を電力に変換)を使っている。
写真の右方にある銀色のが、インバータ・コンバータ。この下にモーターや駆動系があります。
使っていて…
なにしろ燃費は良いです。
前回給油してから300kmほど走っていますが、燃費27km/L超えてます。
こんなご時世なので、近場の街乗りしかしていません!
エンジンが止まっている時間もけっこう長いので、オイル汚れません。
いちおう5000kmごとにオイル換えてますが、前回交換前にオイル見てみたら…
きれいな黄色。あたりまえですが全然減ってないし…。
ディーラーで、「ほんとに5000kmで換えなきゃいけないんですか?」と訊いたら、
「いやいや、ちゃんと5000kmごとに換えていただいているから今の調子が維持できてるんですよ」と…
ほんまかいな!?
あと半年で2度目の車検ですが、「今回はブレーキパッド交換必要でしょうね」と…
多分、換えなくて済むと思います。使わないように乗っていますから…(現在走行距離7万km)
走りは…
では、走りはどうか…
よく走ります。パワーもある。不足は感じないです。
なにしろ、もしアクセル床まで踏んだら、時速100kmまで9秒かかりません。
尤も、アクセル床まで踏むような局面は、月に一度あるかどうか…
これがパッソやカロ2だとしょっちゅうでしたけどね(汗)。
アクアはパワーがないと言われる向きもあるようですが、
きっとフェラーリかなんかと比べているんでしょう…。
いいことばかり?
燃費についていえば、ガソリン代にして年間数万円は節約できているでしょうね…。
でも、あんまり調子に乗って乗り回していると…
駆動用バッテリー(144ボルト!)は消耗品なのです。いつかは交換しなければならない…
ざっくりした計算ですが、そうすると結局、普通のクルマとコストはトントンになるように思います。
でも、環境にはいちばん優しい。二酸化炭素排出量が最も少ないらしいです。
電気自動車は、その電気を作るのに二酸化炭素を出しますからね。そういうことも考えると…
そんなわけで、まだまだ乗りたいぞ! となるわけなのです。
軽キャンも欲しいのですけどね…(^_^;