2020年7月31日金曜日

ロクロ作業を物理的にとらえるとっかかり、と「締める」

 
 一応、このHPには自分に課したノルマがありまして、どんなに間をあけても最低週一回、記事数は月に10回更新、というのがそれ。
 今月はおかげさまでそこそこ以上に忙しく、最低ラインでイイや、ムシムシするし梅雨はなかなか明けねえしでかったりーなあ~、と、もう終えたつもりでいたんですが一個足りなかった。今気づいた!

 というわけで、末日だし、アップできる製品はたまってるけど代わり映えしねえから来月に回して、タイトルの話、でお茶を濁します。

 気が付くとヤキモノ系のユーチューブが増えてるみたいですね。決まったもんしか見ないので友人に言われるまで気が付きませんでした。いろんなのがあるってのは絶対イイことですよね。

 とはいえ個人的にはこれ以上観るチャンネル増やすことないな~って感じでした。
 まあユーチューブ動画として面白いかどうかは別にして、個人的にわざわざ見たくなるような話もチュートリアルも特に無かったし、とにかく時間喰われるんだよね。気になって見いっちゃうのもやばい(笑
 


 人が何かを作ってるのを見るってのは大好物なんだけど、「○○の作り方」なんつって人がやってるのをいやしくも本職のハシクレがホウホウ言って見るわけにいかねーしな!

 しかもコツだのポイントだの言って説明されてる内容が、こんなん初心者や度を越したレベルではない趣味の方が動画で見聞いてやるぐらいなら教室行った方が絶対いいなあてのが多んですよね。これはもうしょうがない。そういうもんですよ。と言っておきます。
 本当はね、もっと解像度の高い説明だったら聞いていたいなあと思うんですけどね~。

 
 そんな中、今週のKawasemi.coチャンネル、川瀬さんの動画に面白いのがありました。こういうのだったらもっと聞きたいし見たい!

 基本的に普段は黙って作ってるところ流してて、いざ話し出すとこうなる。ってのはマジ素敵。


 いずれの動画も「同一円周上」を「同心円」と言い間違ってる部分が多い(多分、そうですよね?)ので脳内変換してください。

 まあぶっちゃけロクロなんつうのは慣れるまでやりゃあいつかはできるフィジカルスキルなんで、凡百の「解説動画」とやらでも沢山なんですが、こういった解像度の高い説明をしようとしてくれてるのはスゲエと思う。
 よく実感できるレベルで理屈(物理とは言わない)を再確認できるって感じ。個人的には今回の動画まだまだ食い足りなくてもう30分おんなじ話し続けてくれ!って思ったんですが、動画なんざ所詮一方通行なんでこれ以上込み入った話は押しかけないと無理かも(笑
 川瀬さん、コメント欄に質問するとめっちゃよく回答していただけますよ!

 茶陶なんて設計の理屈で割り切れない、主観的な部分が非常に多い(というのすら俺の主観ですが)ジャンルモノを作る作家が説明するロクロが一番理屈っぽい(褒めてます)ってのが気分いい。
 毎日アップしてるんで相当見てます。



 あとは、もともと解像度上げたい系の「俺たちのイノウエ先生(うっすら漂う「ボンクラ男子感(褒め言葉)」も他人事に思えないんですよねえ。もっと与太話も上げてください!)、最近紹介した「梶田絵具店ちゃんねる」があれば、勉強って意味ではいまのところ沢山ですね~。
 梶田絵具店さんは冒頭に「ナントカから見つけるナントカづくり」みたいなセリフから始まるんですが、ナントカの部分がいまだによく聞き取れません(笑

 
 で、ここで言ってる「解像度」ってどういうことですか~?って部分なんですけど、これは近所の加工屋さんの親方が「そんな解像度の低い言葉で説明したってわかんねえだろ!」って感じで使っててかっこいいなあと思っていただきました(笑
 
 つまり、受け取る方の理解がボンヤリせざるを得ない感覚的な言葉が感覚的なまま使われてるってことなんですよね。それって具体的にどういうことで結果具体的にどういうことが起こるんですか?って言う部分。まあおれもいま具体的って言葉を解像度の低いまま使っちゃってますけどね(笑
 そして別にやたら化学的用語や数式が多いという意味ではありません。
 
 
 たとえば例を挙げると「締める」って言葉はヤキモノ製作上の頻出ワードですが、どういう意味なんすかね?
 口元を締める、底を締める、締めたタタラを作る、とか言ってます、自分も使いますけど、起こってること全部一緒とは思えないんだよなあ。同じ意味で使ってるんですかね?
 底を締める一つとっても、山から切り出す場合と一個づつ作る場合では違うと思ってんだけどなあ~、というか、ファインの師匠陣に何がどう違うか(違うはずか)懇切丁寧に説明されました。でも使う言葉は「締める」あるいは「締まる」だったりして。
 
 まあぼんやりと「全体をあるいは部分的にこすったり押し付けたりして成形密度を上げてるつもりになってる風の行為」を「締める」って言ってるってことだと思いますし、実際そうなんですけどね。

 この締める問題は俺もうずーっと引っかかってていつか頭の中整理して記事にしたいと思ってるんですけど、シナプスとやらの量が絶対的に足りない俺の頭では直接話すんでもなければ記事としてまとめ切れません。
 絶対例外的ななにやかやがあるし、大事なポイント抜け作にしてそれこそ解像度の低い話になりそうだ~。

 誰か「締める」について説明する動画作ってくれないかなあ。その方がどう捉えているのかわかるだけでも勉強になるんだけどなあ。

 

 チュートリアルというか、「○○のやり方」的な動画で言うと、今のところ陶芸ユーチューバーのレベルは高くないんじゃないかなあ。
 俺の見ることのあるものすごく偏ったジャンルで言うと、「ヨーヨー」「ジャグリング」この二つのジャンルではものすごく説明の上手いそれこそ「解像度の高い」チュートリアル動画がゴマンとあります!
 おんなじフィジカルスキル物理ですよ!
 

 まあ俺は作り方は自分で見つけたいので、むしろ無駄話が面白ければそれでいいんですけど。





 無駄話になってしまい暇そうに見えるかもしれませんが、品物はバンバン作ってます。安心してください!
 お盆前までに納品の予定のものは全部大丈夫の予定です(笑
 お盆前に受け取った製品はお盆中に実験するんでしょうか?
 そうでないならお盆明けの納品でいいんじゃねえの?ってのは言っちゃいけないのかもしれませぬな。
  
 

誰も興味ないかも知れませんけど城戸慎也選手のチュートリアル動画はレベル高いと思ってます。彼ヨーヨーの物理話できる人なのに、お客は大体ティーンなのでめちゃ噛み砕いてます。2009年の1A部門世界チャンピオンです。

ごく最近の動画、初級基本技でもこの通り。
 エライ太ってきてんな
 








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