7月28日にかつしか落扇指南所浴衣ざらいの会が開催されます。

 

入蔵はトリで「夏の医者」を高座にかけさせていただきます。

 

夏の医者は比較的短い噺です。

 

師匠にご高配いただいて、トリという事にさせていただきましたが、皆さんにご満足いただけるかどうか心もとないです。

 

多分師匠は、枕で、ご来場の皆さんと楽しくお話ししたい入蔵が、20分の持ち時間の中で、最近はほとんど枕なく噺に入っているので、枕の時間を長めにとらせてやろうとご配慮くださったのかもしれません。

 

それは大変ありがたく、楽しみにしています。

 

ただ、それとは別に、入蔵の知る限りにおいてですが、入蔵は師匠方の夏の医者にちょっと不満があります。


師匠方は、わざとそう表現しているに違いはないのですが、普通の開業医の入蔵からしたら、田舎医者とて、もう少しちゃんとしていていただきたいですし、開業医の矜持も持っていてほしいと思うお医者さんばかりが出てくるような気がします。


古典ですから、ウワバミに飲まれて出てくる噺の大枠は変えませんし、高座の中でオチに関して前もっての説明がいるかもしれませんが、オチは変えないように演じるつもりです。

 

入蔵はオチが落ち着かない噺に座りの良いオチを付ける試みをしていますが、オチから先にできたような噺の場合はオチの出来いかんにかかわらず変えないようにしています(誤解を受けると困りますので例はあえて示しません。それにこのくだりは所詮素人の与太話とおもってください)。

 

入蔵はお医者さんではありませんが、医療職の一端を担う歯科開業医として、ここに出てくるお医者さんをもうちょっとカッコいい田舎医者にしたいです。


そうすると従来の夏の医者と噺は変わりませんが雰囲気が違ってしまいます。


いわば、「入蔵版夏の医者」になるのかもしれません。


師匠にそれでお許しいただけるでしょうかとお聞きしたところ、素人のわがままをお聞き届けくださって、上記のような噺をすることをお許しくださいました。

 

大言壮語と言われても不思議でない話ですし、今はまだ入蔵の頭の中の話ですので大きく語って小さく喋るになるかもしれません。


それでも良ければお付き合いください。

 

師匠の高座は勿論、入蔵以外の指南所の面々の噺は、掛け値なしに面白いです。

 

入蔵のところまで付き合いきれないとお思いのお客様も、それでいいのでお時間がございましたらぜひお越しください。

 

では、また(^O^)/

番組表は出演者の時間調整がもう少し整ってから掲載いたします。

2024年7月28日 かつしかシンフォニーヒルズ別館5階コンツェルト

開口一番はタッチンで10:30

師匠の出番は14:00から14:25

入蔵は今のところ15:55から16:25(終演)の予定です。