さて、料亭の女将さんにいただいた日めくりの今日の言葉は「赤子は泣き泣き育つ」でした。

 

「泣く子は育つ」という諺と意味は同じだそうです。

 

子供が泣くのは「元気な印」という意味だそうです。

 

言葉の由来は入蔵が調べた範囲ではあまり記述がありませんでした。

 

たぶん誤りでしょうが、入蔵は昼夜関係なくなく子供の面倒を見続けて疲れた親や、その他の養育者を励ますための言葉ではないかとどうしても思ってしまいます。

 

「泣く子の世話は本当に大変だけれど、この子が元気に育っている証拠なのだと思って育てましょう。」ということです。

 

改めて書くことではないほど自明なことなのかもしれません。

 

ただ、入蔵がここで言いたいのは、この言葉を、子供をかばう言葉ではなく、養育者をねぎらう言葉と考えたいということなのです。

 

入蔵の実感としては

「赤子は泣き泣き育つ」というより

「親は泣き泣き育てる」という感じです。

 

世の中には、こんな実感を持たずに子育てを完了する養育者の方々もいらっしゃるのかもしれません。

 

そういう方にはご理解いただけないかもしれません。

 

ここで具体的には書けませんが、入蔵のように子供を泣き泣き育てている養育者からすると、前にも書いた「正しければ平気で人を傷つけていいのか!」と言いたい気持ちになる言葉を入蔵は実際に言われたことがあります(それなりに親しいと思っていた知人に言われたのでとても悲しかったです)。

 

でも今、入蔵は「泣き泣き子育てをしている人の気持ちが(少しは)分かるような気がする自分」が少し気に入っています。

 

平気で人を傷つける人がいます。箸にも棒にもかからない理由で心無いことをする人もいますし、「正しい理由」で傷つける人もいます。

 

しかし、理由によらず「人を傷つけるのは、良くない」と入蔵は思います。

 

けれど、自分ではそれと気づかずに傷つけるということが実際にあるのは上に書いたごとくです。

 

入蔵は「『それ』に気が付くことのできる」自分でいられるように

「平気で人を傷つけるような人間にならないように」気を付けて生きていきたいと思います。

 

では、また(^^)/