人間に見られようと、見られまいと花は美しく咲いています。

 

公園の花は、人間に見せるために植えられているのでしょうが。

 

本の受け渡しだけが許されている図書館に本を返却に行く道すがら、親水公園の花は静かに美しく咲いていました。

 

例年のように花見をしている人の姿はなく、用向き先に向かう人が入蔵のように花を眺めながら通り過ぎていくだけでした。

 

この写真は道路わきから写したもので、桜が寂しげですが、親水公園沿いに桜並木は続き、花霞というほどではないのですが、ほんの一時とはいえコロナウィルスをめぐり鬱屈していた心を癒してくれました。

 

花を眺めるために散歩に出かけるということが、不要、不急かどうかと問われれば、たぶん不要、不急なことでしょう。

 

でも、海外では、この感染症に関連して精神の病が嵩じて自ら命を絶った方がいらっしゃるとの報道もありました。

 

もしかしたら、日本にも精神的に大きな苦痛を感じていらっしゃる人がいらっしゃるかもしれません。

 

その中に、この花に癒される方がいらしたら、その方にとって、その花を見に出かけることは不要不急とは言えないのではないかと思いました。

 

散りかけた桜の花もいいものですが「明日、明後日が満開か?」という姿に咲き誇る今日の桜は格別に美しかったです。

 

それでも、わざわざ花を見に行くことが許されないというのなら、不要不急でない用事でお出かけになるときに、ルートを少し変更して花の下を通れるようにしてはいかがでしょうか。

では、また(^^)/