入蔵が子供の頃にアイドルであった方の訃報に接することが多くなりました。
日常臨床で80代、90代の方と接することの多い入蔵からすると、皆さんお若いうちに亡くなったという印象が否めません。
入蔵が子供の頃、「ずいぶんお姉さん、お兄さんだと思った方と、入蔵はそう年が離れていなかったのだな」と実感する日々です。
先週のEテレ「こころの時代」は「テレジンの絵は語り続ける」でした。
ナチス・ドイツが1941年に当時のチェコスロバキヤのテレジンに作ったユダヤ人収容所(収容者はここからアウシュビッツに送られました)で子供たちが描いた絵に関する番組です。
絶望的な状況下で、それでも子供たちのこころのありようを慮って、文字通り命がけで子供たちが絵がかけるように努力した大人たちがいたのです。
入蔵が生まれるほんの15年ほど前の1944年頃、子供たちはアウシュビッツに送られていたのです。
入蔵は最近、コロナ禍の中での子供たちのありようが気になります。
コロナ禍は感染症の問題ですから、上記の問題とは全く違うのかもしれませんが、様々な面で大人らしくない大人の振る舞いが気になります。
入蔵も大いに反省すべきだと思います。
さて、入蔵は最近、インターネット上よく聞く「たった一万円で」という言葉が気になっています。
多分、大勢の人が、本当にいろいろな意見を出して、真剣に検討を重ねて決めた表現なのでしょう。
だから、非難しているわけではありません。
関係者各位の活動、努力には心からの敬意を表します。
貧困問題に目を向ける意味もわかります。
でも、どうしても入蔵は
「たった一万円で」という表現(あくまでこの表現について)は好きになれません。
じゃあ、いくらならいいのですか? と
どうしても思ってしまいます。
お金の問題ではないと思います。
入蔵は、ここで問題にしている事実の原因の根底に、大人らしくない大人の姿があると思います。
とても残念です。
先程入蔵は「大いに反省すべきだと思います」と書きました。
でも、正直に言って「反省して、何をすべきか」の答えを今は持っていません。
今週もその答えを探す毎日になりそうです。
しんどいですが、自分なりに努力したいと思います。
意気地がありませんが、無理しすぎないようにするつもりです。
入蔵はこんな程度のかっこ良くない人物なのです。
では、また<(_ _)>