福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

消毒滅菌を考えさせられる

2020-03-31 | できごと

世界的な新型コロナウイルス の感染拡大で、消毒などの感染予防は日常皆が意識するところになっていますね。
歯科分野はもともと口の中、そして場合によっては出血を伴う処置があり、かつ削る処置ではエアロゾルが発生すると言う、日常感染予防を意識せざるを得ない分野です。
肝炎やHIVなどが意識すべき代表的な疾患ですが、インフルエンザ、ノロウイルスなど口からの感染が多いわけで、歯科としては当然意識すべき疾患です。
今回のコロナウイルス も気を付けるべきところは変わりませんので、私たちとしては今までと同様に感染予防に努めているだけです。



皆が日常気を付けなればいけない状況になりましたので、マスクやアルコールなど歯科でルティーンに使っていたものが不足気味ではあります。
あらためて消毒滅菌の本を読み返して、リーズナブルな方法や薬剤はないだろうかと、再考してみました。
ウイルスは石鹸等を使って洗い流すことはできますし、器具は洗浄後オートクレーブをかければOKですが、機器は洗うわけにいきませんので、やはり特にウイルスを死滅させる方法になります。
やはりアルコールが便利で万能ですが、次亜塩素酸系、ヨード系も効果が大きいわけです。
強酸水は次亜塩素酸系ですが塩素臭がなく手指、粘膜にも優しいので、歯科分野では抜歯や切開後、根の治療の際の洗浄液として使え、当院でも重宝しています。
アルコール不足の折、強酸水を有効に使うのも一つの工夫ではないかと思っています。
強酸水は水と食塩を電気分解することで出来ますが、効果が数日なので、やはり強酸水生成装置を備えるのが良いでしょうね。
オゾン水も特有の臭いや、寿命が短いと言う欠点はありますが、歯科でも程々使用されていて、ウイルス対策としては有効と考えられます。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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