前回のお話↓

吐き出せ(1)

吐き出せ(2)

吐き出せ(3)

 

 

 

どんな言葉にも

救われない。

他人も自分自身も

受け入れられない。

そんな時。

 

 

まずは、

心の中に

受け入れるスペースを作る。

 

 

 

心の中にあるもの、

全部、

吐き出す。

 

 

 

嫌なもの、苦しい気持ち、

見たくない、否定したい、ドロドロした醜いものでも、

自分がダメに思えるものでも、

「こうなったらいいのに」っていう妄想でも、

 

ありのまま、

全部

紙に書き出す。

 

頭の中、心の中で

ぐるぐるさせてないで、

紙に書く。

 

 

外に、

吐き出す。

 

 

 

誰かに見られたらどうしようって心配なら、

書き終わったら、すぐにシュレッターにかけたり、

燃やしてしまえばいい。

 

 

誰にも見せなくていいから、非難されることもない。

きれいごとなんていらない。

思っちゃいけないことなんて何もない。

 

人は誰も聖人君子じゃないし、

なんでも完璧にできるわけじゃない。

 

何が良いか、何が完璧かだって、

その時々で変化するあやふやなもの。

 

 

どうすればいいかとか、

何がダメなのかとか

考えなくていい。

それは、まだまだ後ですればいいこと。

 

 

心の奥でぐるぐるため込んで、

埋め尽くしてるもの、

文字という形にして、

外に出す。

 

まともな文章じゃなくていい。

支離滅裂でも、擬音や叫びでもいい。

 

思うまま書く。

 

 

ちっちゃな子が泣きじゃくりながら話すみたいに。

 

 

 

 

誰にも言えないなら、

自分が聴いてあげる。

 

何も考えずに、

否定も肯定もせずに。

 

ただ、聴く。

 

苦しいのは、

苦しくても頑張ってきた証拠だから。

 

「疲れちゃったね。恐いんだね。頑張ったね」って

頭をなでるように。

 

 

 

一度では吐き出しきれないし、

日々、気持ちは揺れ動く。

 

だから、

気持ちが落ち着くまで、

毎日でも書く。

 

 

恐くて、なかなかありのままは書けないかもしれない。

みたくないものがみえて、嫌な気持ちになったり、

よけいに自分がダメに思えることもあるかもしれない。

 

それでも、それは

マイナスに引きずられただけの、

一時的な感情の一部分で、

まやかしだから。

 

 

「嫌だ」「ダメだ」と思えても、

それは誰でも思う、自然な反応だけど、

 

事実は、

『ダメな自分』でもないし、

自分を責めることでもない。

 

『生きること』と『苦しい』は、

『=』ではない。

 

「やらなきゃいけない」と思い込んでるだけで、

やらなくてもいいこともある。

 

 

強くなくていい。

戻れなくてもいい。

失っても、何かが手に入る。

 

 

弱い自分でも

どんな自分でも

『素晴らしさ』も持っていて、

気づかないうちに、

誰かにとって価値のある何かを与えてたりする。

誰かから価値のある何かをもらってたりする。

 

 

それが事実。

 

 

 

 

吐き出すことで心が軽くなる。

 

それ以上に、

飾らない、

制限しない、

『素の自分』の声を聴くこと。

自分を認めてあげることだから。

 

 

自分の内に在るものを書き出して、

認識することで、

心の奥に埋もれて、

見失っていた何かがみえてくるから。

 

 

『自分が本当に求めているもの』とか。

『自分にとって大切なもの』とか。

『自分に合う、ちょうどいいもの』とか。

 

 

自分だけの何かが、

みえてくる。

 

 

 

思いつくまま、

書きなぐれ。

 

 

 

 

(5)につづく。

 

 

 

 


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