ひょっとして大部分の方には常識のかもしれません。

 

子供の国語の記述答案を読むと、要領を得ない、全く何を書いているか意味不明であることも多いと思います。しかしながら、その割に点数がついていたり。あるいは逆に、たくさん書いている割に点が全くつかなかったり。すくなくともサピのテストは、文章の巧拙よりも、単に"要素"が入っているかどうかが国語記述の点数で最も大事な点です。授業でもさんざんやっている筈なので、優秀なお子さんや親御さんは、早くから意識されていると思いますが。

 

そもそも、中学受験の国語というのは、文章を書く力を見るというより、文章を読む力を判定するもの。"読めていること"すなわち"ポイント(要素)を的確に拾いだす"ことと考えているともいえます。

 

ただ、私もそうでしたが、意外とこの要素をベースとした点数付けに慣れない。自己採点なんかも、文章が意味が通っている、たくさん書いている等、感覚でつけていることが多いと思います。親の感覚ですと"文章の体裁">"要素が入っているか"となりがちで、そのノリで点数付けてしまうんですよね。

 

サピのテストの解説では、この要素の採点基準に関しては触れていないので、尚更わかりにくいです。確実にその観点で採点していると思うのですが。採点基準書くと、手の内がバレるからですかね。まぁ、部分点狙いで要素を探すのは邪道。論理の飛びが無いように書く過程で、重要な要素は自然に取り込まれるはずということなんでしょうけど。

 

市販の本でも、この観点で書かれた本は少ないのです。私も、6年も半ばになったこの時期までは明確に意識できてませんでした。文章の表現や字数(字数制限の8割とか)等の表面的なことばかり拘っていたきもします。

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