中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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台風19号通過後,北鎌倉から鎌倉中央公園へ

2019年10月14日 10時18分17秒 | 鎌倉あれこれ

                                           <台風一過;大船観音が見守る>

           台風19号通過後,北鎌倉から鎌倉中央公園へ
                  (独り散策)
             2019年10月13日(日) 晴

<台風19号を避けて北鎌倉へ>

■北鎌倉に缶詰状態

 台風19号が近づく10月11日(金),私は雨戸のない窓に養生テープや粘着テープを張ったり,盆栽を家の中に運び込むなど,それなりの台風対策をしていた.
 北鎌倉に住む子ども達一家が,高台に住む私達老夫婦のことを頻りに心配して,半ば強制的に北鎌倉に避難してくるようにとのこと.確かに高台は風当たりが強いし,今度の台風は図体がどれらく大きく,風も強そうなので,心配は心配である.でも北鎌倉は谷間で低地なので風の当たりは高台より弱いだろうが,必ずしも高台より安全とも言いがたい.
 ・・・が,横浜在住の子ども達も頻りに北鎌倉に避難するようにと薦めるので,ならば・・・ということで孫の運転する車に乗って北鎌倉へ避難した.避難先はマンション3階.まあ,3階ならば仮に水害になってもその場は大丈夫だろうし,食料もしこたま買い込んであるようなので,取りあえずはここで2泊しながら台風をやり過ごそうと言うことになる.孫二人を含めて賑やかに2日間を過ごす.
 台風が近づく様子をテレビで見ているうちに,やっぱり今度の台風が尋常ではない強烈な台風であることを実感させられる.箱根.馬入川上流,信州千曲川流域の水害などの様子を見て心が痛む.
 2日間にわたり閉塞感のある狭い部屋に座りきりの時間を過ごしている間に,腰は痛くなるし,イライラ感は募るし・・・被災地の皆様には申し訳なく,贅沢なことだが,早く外に出たて溜まらない.

■台風一過の青空
 台風一過.
 鎌倉中央公園付近から富士山を望む.
 素晴らしい青空に気高い富士が聳えている.その手前,目の前に無粋な電線群が富士山の景色を台無しにしている.
 今回の台風でかなり強い風が吹いたが,この辺りの電柱は無事だったようである.いわゆる文化的な生活を送るには電信柱も電線も必須である.でも,この写真を見ると,いろいろと考えさせられる.

<電線と富士山>

<台・山崎を経由して帰宅>

■北鎌倉駅から歩き出す

 10月13日(日).朝.漸く青空が戻る.
 2日間,北鎌倉の娘の家で缶詰状態になっていた私は,朝食をが済むと,すぐに徒歩で2色メートルほど離れた高台にある我が家に向かう.このブログではプライバシーがあるので,スタート地点は北鎌倉駅ということにしておこう.
 北鎌倉駅前から裏路地を辿って,横須賀線の権兵衛踏切近くで一旦鎌倉街道に出る・・・が,すぐにまた気が変わって左折.名前があるのかないのか分からない小さな橋を渡って,お気に入りの光照寺下の路地に突き当たる.
 ここで右折するか左折するかまた迷うが,つい先日,光照寺前を通ったばかりなので,今日は右折することにする.ここから暫くの間はお気に入りの路地歩きが続く.

<小さな橋を渡り路地へ>

■参道がメチャメチャな稲荷神社
 狭い路地を歩く.路面には台風で吹き飛ばされた落ち葉が一杯である.
 稲荷神社の前に到着する.
 前回の台風で倒れた大木の上に,今回の台風でさらに倒れた木々が重なり合っている.神社への参道は完全に通れない.

<倒木が重なる稲荷神社参道>

■被害が殆ど見当たらない路地
 路地を歩き続ける.この辺りには,どうやら大きな被害はなさそうである.
 路地はやがて三叉路に突き当たって終わりになる.突き当たりを右折する.このまま真っ直ぐ歩けば,小袋谷交差点近くのコンビニで鎌倉街道に突き当たるが,その手前の十字路で右折.台の住宅地に入る.

<お気に入りの路地を行く>

■神明神社
 やがて神明神社前の十字路に到着する.
 ここでまたどこを通ろうか迷う.
 神明神社脇から,水道山の狭い階段道を登って,六国見山の勇姿を眺めてから反対側に下山するのも良いが,今日はなるべく早く自宅に戻って,台風の被害の有無を確かめなければならない.
 ここから一番の近道は,山崎小学校前を経由して鎌倉中央公園を抜ける道である,今日の所はそれほど迷わずに,山崎小学校方面に向かう坂道を登ることにする.

<神明神社>

■山崎小学校
 山崎切通の先にある山崎小学校に到着する.
 今日は日曜日.それに台風通過直後なので,小学校には人影が全くない.
 山崎小学校近くの一角で,倒木があるらしく,作業服を着た市の職員らしい人,3~4人が何か打ち合わせをしている.私は軽く会釈しながら,心の中で「ご苦労様です」と謝意を表す.

<山崎小学校正門前>

■排水溝に流水滔々
 薬師堂跡の前を通過し左折.鎌倉中央公園方面へ.
 平素はちょろちょろとしか流れていない小川が今日は流水滔々.ざわざわと音を立てて流れている.

<流水滔々>

■幼児群が居ない「しし石」
 鎌倉中央公園山崎口の隣にある「しし石」前に到着する.何時も幼児を連れた母親が沢山詰めかけているところである.
 さすがに,今は台風一過直後.全く人影はない.

<しし石>

■鎌倉中央公園は12時まで臨時休園
 鎌倉中央公園山崎口は閉門したままになっている.入口には台風19号接近にともなう臨時休園を報せる貼り紙が掲示されている.
 残念!
 公園が通過できないのなら仕方がない.往路を少し引き返して,長い階段道を登って丸山の稜線に出る.

<臨時休園の報せ>

<我が家は無事だった>

■不安を抱えて帰宅
 多少遠回りになったが小一時間で無事帰宅.
 まずは外回りを見て回る.家の中に入れることができない大きな植木鉢が二つ倒れている.これらは,ヤッコラショで起こしてOK.
 どこから飛んできたのか分からないが,落ち葉が辺り一面に散らかっている.
 家の中に入る.被害は全くなかったようである.停電もしていないし,ガス・水道も正常通り.
 ”まずは良かった・・・!”
 すぐに北鎌倉の娘に電話.
 「無事だったよ.ばあさんにも伝えてくれ・・・!」

■ありゃ~まっ!
 安心して雨戸を開け,締め切った室内の空気を入れ換える.
 そのとき,いきなり一寸強い風が室内に流れ込む.窓際に飾っていた小さな額が風に煽られて落下.額が壊れてガラスが辺り一面に飛び散る.
 ”ありゃ~リャっ!”
 この額自体は大したものではないが,ばあさんが二昔前にヨーロッパ赴任中の長男の家を訪れた際に土産に買ったもの.それが壊れてさぞかしガッカリするだろうな・・・と思うが,何よりも家に損傷がなかったのでドンマイドンマイ.

■外回りの掃除に手こずる
 まずは落ち葉の片付け.
 濡れ落ち葉は,文字通りべったりと地面にへばり付いていて,剥がすのがなかなか大変.でも一苦労して後片付けを終わる・・・が,風が吹く度にどこからともなく落ち葉が庭に舞い込んでくる.何回か拾い集めていたが切りがないので,
 ”や~めたっ・・・と”
 でも,大きなゴミ袋一杯になるほどの落ち葉を拾い集めた.

<昼過ぎに鎌倉中央公園を散策>

■気になる開園
 先ほど見た掲示板では,何事もなければ今日の午後から開園する予定である.
 気になるので昼過ぎに鎌倉中央公園を一回りすることに・・・
 どうやら予定通り開園しているようである.入口で係員に挨拶して園内へ.
 まだ,落ち葉の片付けまでは手が回らないらしく,あちらこちらに落ち葉の吹きだまりができている.台風でリスも落ち着かなかったらしく,珍しく地面をウロウロしている.
 寺分口から公園の外へ出ようかと思う.途中の小高いところにあるあずま屋から,園内を見下ろす.園内には全く人影がない.今頃ウロウロしているのはリスト私だけのようである.
 少し高いところに立つと,木の枝の間から大船観音が見えている(冒頭の写真).台風で木の葉が飛ばされ,すっかり見通しが良くなったから,図らずも大船観音が見通せるようになったのだ.

<公園を彷徨くリス>

■鎌倉中央公園フェスティバルの案内
 寺分口の門にフェスティバルの案内が張り出されている.来る10月27日(日)に行われるようである.これも空きの楽しみの一つである. 

<鎌倉中央公園フェスティバルのポスター>

<ときならぬ全員集合>

■今度は寺分へ避難か?
 横浜に住む長男の車が我が家の駐車場に到着する.車の中から北鎌倉の娘と孫,避難中だったばあさんが降り立つ.長男のところの孫娘も一緒.図らずも2家族が我が家へ.たちまちの内に賑やかになる.勿論大歓迎.まあ,自分たちの実家の安否と年寄りの親を気にしての集合だろう.
 2~3時間団らんの後,それぞれの家に戻っていった.

■今度は次女一家
 家の中が静かになった.
 私は2階の自室に戻り,PCの前で調べごとに専念する.しばらくして,いきなり,
 「おじいちゃん・・・!」
と背中の方から呼ばれる.
 ”あれ,まだ孫娘が居たのか”
と思いながら振り向くと,今度は次女のところの孫娘である.あらまあ,孫娘が入れ替わったぞ.また一時賑やかに雑談.

■仕上げは北鎌倉の孫と一緒に夕食
 次女一家が帰宅して暫くすると,今度は北鎌倉の孫(男)が,私達が北鎌倉滞在中に使っていた衣類などを自家用車で度土気に来てくれる.
 「どうせだから夕食一緒に食べようよ」
ということになり,近くの寿司屋に出前を注文.夕食を楽しく過ごす.
 「台風のお陰で,孫達全員が集まったね.」
 親族は自分の家の近くに住まわせるのが一番である.
 それにしても・・・
 これだけ迅速に集まってくれるのも嬉しいが,子どもや孫達から見ると,私達老夫婦は,恒例で(違いないが・・・),薄らボケていて,はなはだ頼りない存在に見えているんだろうな・・・
                                    (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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