2020年09月28日

和田 邦坊コレクション vol.3|秋の夜ばなし・冬来たりなば

 試練の一年、辛い時を耐え抜いて掴もう幸せを。

令和2年10月~令和3年4月|和田 邦坊画業館コレクション展 vol.3(灸まん美術館)

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 17:38 2020/09/27


 仲多度郡琴平町出身の漫画家で、小説家としても一世を風靡した和田 邦坊氏が残した絵画作品を紹介する展示が善通寺市で開催されます。
 展示は灸まん美術館が和田 邦坊画業館コレクション展の一環として企画しました。前回は春から夏にかけての作品群を通して、画家としての軌跡を紹介しました。第三弾となる今回も途中、入れ替えを図っての前後期制で、“秋の夜ばなし・冬来たりなば”と銘打ち、邦坊が制作した色紙絵、軸絵、額装絵画から大津絵(絵画)、絵付けした陶芸作品(砥部焼)、民芸品、それに工芸品まで、季節感あふれる作品群をメインに、生前、関わった香川県の物産品パッケージデザインや新聞漫画の資料等を展示いたします。

令和2年7月|愛用の画材~和田 邦坊画業館コレクション展より(灸まん美術館)

 描き方としてはごくごく簡単に。とはいえ、ほのぼのさせそうな色合いと優しさがにじみ出て、讃岐の風景、風習、それに祭りの良さが伝わってきそうです。
 前期では親交のあった版画家、棟方 志功氏からの書簡と木版画作品も展示いたします。
 棟方氏は昭和40年代、邦坊がデザイナーの剣持 勇氏から依頼を受けて制作、香川県庁大広間に設置した障壁画を見、「大画業は今世の絶大に数えられるべきものと感嘆やまないことです」と絶賛したそうです。
 棟方氏の作品に注目しつつ、作品だけでない、一人の人間としての邦坊の魅力にも注目していただきたいと思います。
 サブテーマである“秋の夜ばなし・冬来たりなば”は、邦坊が発表した随筆の章題から採りました。そして、冬きたりなば 春遠からじは辛い時を耐え抜けば必ず幸せが訪れるという西洋の諺です。
 今年は新型コロナウィルス感染拡大故、試練の一年となりました。秋と冬、耐えに耐え抜いて幸せを掴むべく、ご高覧賜りますよう。
(隆)

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 【前期】令和2年10月17日()~令和3年1月11日(
 【後期】令和3年2月4日(木)~4月8日(木)
 9:00~17:00
 入館は16:30までに。
 感染症の拡⼤防⽌のため、展覧会の中止または変更の可能性がございます。

 入館料
 一般 ¥500(大学生以下は無料)
 65歳以上と身体障害者手帳等携帯者は¥300
 休館日
 火曜日、水曜日
 年末年始[令和2年12月30日(水)~令和3年1月1日(金)]
 展示替え期間[令和3年1月14日(木)~1月31日()]
 会場と位置は地図の通りです。【和田 邦坊画業館】
 連絡先及びオフィシャルサイト、道程は“拡大地図を表示”をクリックして下さい。



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Posted by Jirou.H/マーマ  at 02:00 │Comments(0)絵画

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