宇高航路、いつの日か | たかちゃんの“華たかだか”歳時記

たかちゃんの“華たかだか”歳時記

私は香川県で理容業を営んでいます。
その私は仕事から離れると外出時は手慣れたデジタルカメラを携帯。それで撮影した杵柄とともに一句、捻っていきます。

平成30年1月21日、「たかちゃんのワンショット!」からタイトルを変えました。

 宇高航路の休止から一週間。そんな喧騒が普段と変わらない一日を過ごしている。
 高松港周辺を走ると、普段と変わらない風景ではある。しかし、航路が一つなくなり、物寂しさを感じる。
 四国急行フェリーによる突然の発表から1ヶ月余り。航路の栄えた時代を知る世代を中心に、船内のうどんを食べる目的で利用する方々が県内外から連日駆けつけた。私は叶わなかったが、イヴに最終便出航の光跡を撮影した。

最終便の光跡

 満月は過ぎていたが、ほぼまん丸い月が屋島の上に昇る中での出発。このシーンを観ることが出来るのは果たしていつになるであろう。月光との競演に再開の希望を託した。
 寂しくも 希望射し込む 冬の月

【文、写真|Takahiro Kasai】

 【写真】令和元年12月14日撮影


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 10:05 2019/12/22