隣の芝生は青いのか?

2人暮らしだけど、1人でお気楽食事がいい。けれど料理は無。 日々雑感、生活難、家族難多彩。内向的?毒舌が特徴。

90代姉妹久々再会 同じ姉妹でもこんなに違う

息子のマンション売却も無事成立。持ち主である母を連れて

K市の司法書士事務所で契約後、

その市では、母の96歳の姉が住んでる所でもあったので

せっかくだから立ち寄る事にした。

 

 

恒例の実家参りも今や高齢となると段々と疎遠になる。

お互い会うのも、これが最後かも知れない。

 

叔母の家では、叔母の介護をする息子夫婦は留守で

行くと玄関には鍵がかかっていた。

留守らしいから帰ろうか?と言っていると

母は何を思ったのか家の裏に回り叔母が居るらしい部屋の窓を

ドンドンと叩き出した。

すると叔母は気付いて玄関に行ってと合図した。

 

だが、足腰が弱っている叔母は、這いずって玄関の鍵を開けようとするが、

段差のある玄関で立ち上がって玄関のドアに近づく事が出来ない。

相当の介護度なのだなと思う。

見かねた私は、『おばちゃん 無理しなくていいから。私達はもう帰るよ』と

言うと 叔母ちゃんは頑張って四苦八苦しながら鍵を開けてくれた。

 

私達は、申し訳ない気分もあったが

母を叔母に会わせてあげたい気持ちもあったので

感激の再会を喜んだ。

 

足腰の不自由になった叔母だが、介護器具の歩行器やお嫁さんの自宅介護で

何とか暮しているらしい。

 

身体の不自由以外は、おしゃべりトークの達者な叔母は

相も変わらずの元気さであった。

 

姉妹の劇的な再会も終え、週に2回ディサービスを利用しているらしいが

とても、96歳の風貌とは思えない顔の色つやである。

介護職員の方がいつも余りの若々しさに驚いているらしい。

 

むしろ、身体は不自由ではないが シワだらけで年齢とともに

顔が小さくなりクシャ婆さんのような母を見て

『えらい!顔が変わってしまったねぇ~』と驚いている。

 

母は、その日は私達が(私や息子)が急がせたせいか入歯を入れ忘れた

ので増々顔が生きた屍(笑)みたいになっている。

だが、歩く事や車の乗り降りも難なくこなせる。

 

しかも叔母は、びっくりする事に歯は未だに自分の歯を所有(笑)

ノー入歯である。活舌よく話す。

そして昔からやや都会に住んでいたのでおしゃれで着こなしもよく

肌のお手入れを欠かさなかった。

昔から、農作業で化粧ひとつしなかった母とは

そこで、大きな分水嶺があったらしい。

 

叔母は、若かりし頃は母は器量よしで叔母はどちらかと言うと

その逆だったらしい事をいつも祖母に比較されていたと

言いだした。

昔の事は よく思い出すらしい。(これは私にも言えるが・・)

伴侶の違いでそうなったのか?どこでそうなったのか?

かくして運命の分かれが目出来たらしい。

正に人生の縮図である。息子も初めて訪れた祖母の姉の家と

叔祖母の面識に興味を放っているのがわかる。

 

なんか忙しい1日であったが、改めて

 人生80.90代の長生き世代。1世紀を生きる時代が来るような気持ちになる。

この仲良し姉妹も

金さん銀さん(古い?)のような姉妹になる日も近いのかも知れない。

f:id:blackcatwally:20200213223952j:plain

 昼食は、3世代でソバの名店?で

母は入歯無しでも うまかったらしい(;^_^A