『町田市医療・介護事業所交流会』主催、「町田市議会議員と町田市における介護連携」をテーマとした意見交換会に参加しました。


私自身25歳の時、介護保険制度が登場する以前に、誰にも頼れず、癌に罹患した52歳の母を看病しながら94歳の認知症の祖母を介護した経験があり、当事者だった時の気持ちを大切に、皆様のご期待に添いたいと思いながら挑みました。

意見交換会では日頃、町田市の介護現場をお支え下さっている皆様から生の声を聞かせていただきました。

『訪問看護ステーション』
『高齢者支援センター』
『有料老人ホーム』
『特養』
『訪問介護』
『居宅介護支援事業所』
『医師』
『看護士』
『ケアマネージャー』等々

それぞれ皆様若干の立場が違えど地域の医療介護を担っている方々の日頃困っていることや感じていることなどのご意見をいただきました。

「自立支援を促すのであれば、介護度が下がる程メリットがある制度の導入を!」

「在宅でもきちんとした医療を!」

「訪問介護の拡充制度を!」

「在宅での救急を広げる制度を!」

「介護人材の確保と定着化を!」

「訪問看護の24時間携帯当番の責任が、、、」

「周知のための町内会との連携が難しくなってきた」

「高齢者の総合窓口化について」

「業務量が増えすぎている」

「利用単価の低下に伴う経営の悩み」

「市境などの行政区の違いによる不便さ」

「高齢者の衣食住に関することをどこに繋げるべきか」

「事業所どうしのネットワークを!」

「制度を精査することにより医療費の削減を!」

と、どちらのご意見も現行法のみではカバーしきれていない「制度の欠缺」からくる現場の真摯な声だと思います。




事業者が安定した運営、介護サービスの提供ができるような仕組みづくりも必要かと思います。

また、超高齢社会における地域医療・介護の在り方について大きな転換期にきているのではないかと感じます。

もちろん病院は重要なのですが、住み慣れた町で、加齢とともに低下していく心身の機能と上手に付き合いながら、できるだけ入院せず、できれば最期まで穏やかに生活が継続できるような『高齢化に最適化した地域のケアサイクル』を作ることが大切だと思います。

その為には医療・介護職の皆様は益々大切になることでしょうし、本日いただいたご意見は今後更に重要視されてくることと確信しています。

現場の声を政策に反映できるよう鋭意努力してまいりたく思います。