東玉川学園の町内会『東玉川学園睦会』の防災訓練に参加しました。

世間ではコロナウイルスの影響で防災訓練を中止する地域も多い中、

 

東玉川学園睦会は、独自に創意工夫を凝らし、

事前に全会員宅に「震度6以上の大震災発生時の防災体制」を配布、

 

それに基づき、地域を大別し「密」を避けながら新しい形態による防災訓練に取り組んでいました。

 

また今回の訓練では、「東京都地域底力発展事業助成金」を活用し、

 

新たに『無線機』を導入し、本部と各訓練地を無線交信で結びながらの訓練でした。

 

例年ですと集まって行われる訓練も、訓練会場を地域の各所に分け、総括者や防災隊長の指揮のもと、

 

消火器による初期消火訓練、

スタンドパイプによる放水訓練、

テント設営訓練、

見廻り訓練、

 

を各々の隊長さんの指示で皆様率先して参加していました。

 

安否確認のための「白いタオル」を地域内全ての会員宅の玄関先に掲出し、

「見廻り隊」が全戸世帯の安否を一軒一軒確認し、無線などにて本部に情報を一元化します。

 

要救助者が発見された場合、別動隊が本部からの指示により救出に向かう設定でした。

 

また、スタンドパイプ放水訓練では、住民だけの力で、倉庫の鍵あけから最短で4分37秒で放水するとのことで、

119番通報から消防車が到着するよりも早く、自らの力のみで消火活動にあたれる凄い地域だと感じます。

 

例年見てきましたが、毎年きちんと訓練を繰り返すことにより、全ての住民が消火栓の位置から蓋の開け閉め、ホース延長、放水までの動作が年々慣れてきていることを感じます。

コロナ禍でも自ら考え、新たな形態で訓練を実施し、自分達で汗をかき、

益々地域を団結させ、これまで以上に災害対応能力を高めた東玉川学園睦会は手本とする地域だと思いました。

 

訓練終了後、詰め所にて片付けていると、後輩が訓練を振り返り「想定は無限にあるんだなー!」と呟いていました。

 

東玉川学園睦会の防災訓練に取り組む地域の姿勢に改めて学ばさせていただきました。

 

「備える」ための想定は無限にあることを心に留めておきたいです。

皆様お疲れ様でした。