※BGMと共にお楽しみください。
「進撃の巨人」の二次創作小説です。
作者様・出版者様とは関係ありません。
二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。
リヴァイが両性具有設定です。苦手な方は閲覧なさらないでください。
「あんたもつくづく性格が悪いよねぇ。よりにもよってエレンにこんな物を買わせるなんてさぁ。」
「他に頼む奴が居なかっただけだ。」
「でもさぁ、エレンこの軟膏が陰部の痒み止めに使われる事を知ったらどうなるんだろうね?」
「うるせぇ、クソ眼鏡。」
「それで、エルヴィンとは寝たの?」
「・・死ぬかと思った。」
リヴァイはそう言うと、座布団に顔を埋めた。
目を閉じると、昨夜のエルヴィンとの情交が目蓋の裏に浮かんできた。
“リヴァイ、愛しているよ・・”
そう自分の耳元で囁いたエルヴィンの声が、一夜明けても忘れられない。
「あんた、顔真っ赤だよ?」
「うるせぇ・・」
「あとこれ。念の為に飲んでおいて。」
ハンジがそう言ってリヴァイに手渡したのは、避妊薬だった。
「・・わかった。」
「ねぇリヴァイ、あんたはこのままエルヴィンを利用するつもりなの?」
「あぁ、あいつに近づいたのも、元からそのつもりだ。」
「それで、あんたは幸せなの?もし彼と家庭を持って幸せに生きたいと思わないの?」
「・・それは、普通の女が望むことだろう。」
リヴァイはそう言いながら、エルヴィンと仲良く連れ立って歩く美禰の姿が脳裏に浮かんだ。
エルヴィンには、彼女のような“普通の女”が相応しい。
男でも女でもない、自分とは違う。
「・・ごめん。」
「謝るな。ただ俺は、自分の身体が愛せないだけだ。」
「きっと、あんたを愛してくれる男が現れるよ。」
「そうだといいんだが・・」
一方、「椿屋」の一室で、美禰はジークにある事を相談していた。
「最近、エルヴィン様の様子がおかしいのです。」
「俺に恋愛相談とか無理だからね。あ、でもいい事思いついた。」
ジークはニヤリと笑った後、美禰の耳元にある事を囁いた。
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