朝比奈隆 最後のブルックナー交響曲第9番 | よしおのクラシック音楽日記

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こんにちは。
よしおです。

朝比奈隆さんが亡くなったのが、ついこの間だと思っていましたが、もう18年経つのですね。

2001年12月29日に帰らぬ人となりました。
享年93歳。

ヘルベルト・フォン・カラヤンと同い年の1908年(明治41年)生まれ。
カラヤンの方は、89年に亡くなっていて、その翌年の1990年にバーンスタインが亡くなっています。

朝比奈さんにその時、私より大分若いのに残念ですという内容のコメントをされていました。

このブルックナーの演奏は、9月24日で、最後の演奏が10月24日の名古屋での演奏でした。オーケストラはもちろん大阪フィル。
プログラムは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(ピアノ小山 実稚恵)と交響曲第5番。
かなり体調が悪かったようで、大阪フィルのメンバーも涙をこらえての演奏だったようです。

このブルックナーも途中で止まるんじゃないかと思うようなテンポも海よりも深い演奏で、感銘深いものです。

当たり前のことを当たり前に愚直に行ってきた集大成ともいえる名演です。

ブルックナー:交響曲第9番