こんにちは、
よしおです。
カレル・アンチェル(1908-1973)、チェコのボヘミア生まれ。
1908年生まれと言うと、カラヤン、朝比奈隆と同い年。
共通するのは、第二次世界大戦時は、30代の働き盛りでしたが、当然みなさん苦難の中で過ごされました。
とりわけ、ユダヤ系ということで、アンチェルが家族を失うという悲劇を体験しています。
そんなことを事前に知っていた僕は、逆にアンチェルの録音をなかなか聴き出せませんでした。
しかし、聴きだしてからは、その情に流されないキリリとした演奏が、返って胸を打ちました。
アンチェルこそ、真の芸術家で職人だったと思います。