オブツーサを仕立て直し!ハオルチアは葉挿しができるのか?

多肉植物の中でも、不動の人気を誇る「ハオルチア」。

透明感のある葉っぱが綺麗で、一度は挑戦してみたくなる品種のひとつですね。

さて。ハオルチアにも色々な品種がありますが、その中でもオブツーサに注目です。

うっかり茶色く変色させてしまったり、徒長させてしまったりしたとき、ほかの多肉と同じように仕立て直しができるのでしょうか?

今回は、オブツーサ葉挿ししてみた結果について紹介したいと思います。

オブツーサを仕立て直し!ハオルチアは葉挿しができるのか。

多肉植物を育てていると、葉っぱが変になったり、間延びしてしまったり、何かしらのアクシデントはつきものです。

治療のように部分を治すことはむずかしいのですが、仕立て直しをすることで復活を試みる価値は大あり。

以前にも紹介していますが、葉挿しや挿し木など、多肉植物は比較的かんたんに手入れをすることができます。

ところが、ハオルチアって何となく、思い切ったことができないイメージがありますよね。汗(ちょっとお高めだったりしますし。)

ですが、このままにしておいても明るい未来が来ないと感じた私は、葉挿しをしてみることにしたのです。

【忘備録】ハオルチア系は寒さに弱い

わたしのハオルチアはオブツーサと名札がついていました。

頂きものだったのですが、昨年、本当にうっかり寒さに当ててしまい茶色くなってしまったのですね。

それからは室内に置いていたのですが、徒長もかなり進んでしまったので、思い切って葉挿しにチャレンジすることにしたのです。

もし、これからハオルチアに挑戦するという方がいらっしゃいましたら、寒さには十分気をつけてくださいね。

オブツーサの葉挿しに大成功!

オブツーサの葉挿しに大成功

ハオルチア(オブツーサ)を葉挿しなんて、考えたこともなかったのですが、偶然にも成功することができました!

上の写真がその様子です。

ちゃんと根っこもでているし、ひとつは芽もでているでしょ~♪

あきらめ半分以上で挑戦したのですが、わたしもこの結果に驚いています。

ですが、ほかの多肉植物の葉挿しとは、ほんの少し違う点があります。

それは「すごく時間がかかる」ということです。

わたしが葉挿しにチャレンジしたのは、2019年の春です。夏の猛暑の頃には、挿した葉もどんどん黒ずんでいきましたし、秋にもあまり変化が見られませんでした。

12月初旬に、見込みのない葉挿し組を処分しようと掘り起こしてみたら、こんなミラクルと遭遇できたというわけです。汗

なんと表現してよいか迷いますが、一般的な多肉は、葉っぱを転がしておくだけでも、もっと早くに動きがでますから、発芽・発根までにこんなに時間がかかるものがあるなんて考えもしませんでした。とっても貴重な経験になりました。

オブツーサの葉挿しの方法。

オブツーサの葉挿しの方法

さてさて。オブツーサを葉挿しにする方法ですが、わたしは、ふつうの多肉と同じように、葉をひとつひとつ分解するように外していき、土に挿してしまいました。

意外と簡単に外せそうな感じがするのですが、力まかせに引っ張ると、葉の付け根の部分は、薄皮が剥けるような傷になってしまいます。丁寧にゆっくり外して行きましょう。

葉挿しは茎と葉が接続してた部分を丁寧に取り外して上げると成功率が高まります!

とはいうものの、実際の成功率は20%~30%といったところでしょうか。汗

まぁ、あきらめ半分、実験半分でチャレンジしたことなので、成果としてはまずまずだと思っています。

多肉植物の葉挿しについては、これまでにもたびたび登場していますから、詳しい話は過去記事のリンクからご覧になってください。

【参考】多肉植物の葉挿しで初恋が大収穫!失敗しない土選びと成功のコツとは?

【参考】多肉植物の葉挿しはどれくらいの期間で芽や根が出るのか画像で解説

ハオルチアは水栽培でも復活した!

ハオルチアは水栽培でも復活した

ハオルチアにも色々な品種がありますから、すべてが同じように育つとは言えません。

わたしは以前に「京の華」という、お手頃な品種を育てたことがあります。それもやはり、寒さに当ててしまったせいで、茶色に変色させてしまったのですね汗

そんなとき、このブログの読者さまから、水耕栽培(水栽培)で仕立て直しができると教わったのです。

多肉植物は水やりのし過ぎで失敗するといわれていますから、「水栽培なんてできるわけがない」と半信半疑、むしろ疑ってしまいました。

ところが、実際にやってみると、きちんと新しい根っこも出てきましたし、何よりも色味がどんどん綺麗になっていったのです!不思議な話ですが事実です。

こちらも過去記事がありますから、よかったらご覧になってくださいね。

【参考】ハオルチア再生計画進行中!水耕栽培で元気な根っこが張り出してきた

【参考】ハオルチアの水耕栽培まとめ

ハオルチアを観葉を植物の土に挿してみる

ハオルチアを観葉を植物の土に挿してみる

オブツーサの葉挿しっ子は、とりあえずは室内の観葉植物の株元に植えてあげました。

上の写真がそうなのですが、パキラの鉢はとても水はけがよいですし、水やりも過敏になりすぎなくても大丈夫!

春まではここで越冬してもらうことにしました。笑

ということで、今回はハオルチア(オブツーサ)の葉挿しについてお話しました。

多肉植物の生命力には、本当に驚かされることが多いですよね。

本に書いてあること以上にミラクルが起こる楽しみもありますから、みなさんもじっくり楽しんでみてくださいね。

今回の記事が皆さんの参考になればうれしいです。