「親育て」をしないで、子供が親をネグレクトすると、親はこうなる
今週のお題「理想の老後」
息がしんどい!
なかなかの、呼吸疾患中でございます。
朝夕の寒暖差や台風の影響などで、健康な方でも頭痛や肩コリに悩まされるこの季節に、私も毎年恒例の喘息でごさいます。オマケに前回の通りの肺の炎症。
(肺の炎症なのか、肺炎なのか?双方同じ意味なのかも分からんので、来週病院)
痛みと付き合うのも辛いけど、呼吸が苦しいと肺の周りの筋肉が疲れ始め、横隔膜周辺まで辛くなるから、思った以上にダメージが襲います。
池の中で、アップアップの鯉みたい。
ただ今 カープも 苦戦中。
あら!上手い!笑笑
カープも私も、もう少し頑張ります(´-`).。oO
親孝行常識の呪縛
これから記す事は、はてなのお題にもなった「理想の老後」とは真逆の話だ。私の実母と私の話題だが、決して良い話ではない。その事を念頭に読んで頂けたらと思う。
9月に入ってから、私の病状が心配される出来事が重なったので、家族の心労も相当だと思う。それが私には、大変心苦しい。余計な心配をかけて申し訳ないと思う余りに、私は痛みや苦しみを我慢する傾向にある。
今回の肺癌の検査についても、私の実母には酷な話だろうと、実兄にだけメールで知らせておいた。当然心配した兄が駆けつけてくれたのだが、その時に聞いた現在の実母の様子が、今の私には大変な重圧と後悔の念を抱かせた。
一般的な話と違い、私のこの類の話は「親孝行常識」に捕らわれた方々には、まるっきし理解してもらえない。「イイ大人が 年老いた親に 何てことを!」正論で事を勧めるから、そうなると話題にすら出来ない。そこで匿名の利点を生かした、このブログに記してみる。
我が身内の恥である。
実母と私の関係性
⇧ 申し訳ないが上記の漫画を読んで下されば、実母と私の関係性が伝わると思う。続きマンガのNO4ではあるが、雰囲気は伝わるハズ。
それまでも我慢を強いられる関係だったので、出来る限り会わない様に心がけていた。しかし6年前に私の癌が発覚し、このまま実母の過干渉を許していたら癌が悪化すると、実父が亡くなるまで関係を絶っていた。3年間ほどだろうか。
葬儀や法事で久しぶりに会ったからといって、実母の対応が変わる訳もなく、相変わらず「親の権力」を行使して「ああしろこうしろ」と命令する。
だから私はその後も相変わらず、メールも電話もコンタクトを取らなかった。結果的には今に至るまで、約6年以上は「ほったらかし」である。
娘が月に一度くらいは、電話で様子を伺う。(我が家のノルマ)息子はメールをするらしい。お中元や法事の連絡は、おっと~がしてくれる。実家には時々、兄夫婦が顔を出す様に心がけていると話していた。私は必要ないと思っていた。
痛い いたい イタイ
実母のその愁訴は、父が亡くなる前からあった。このブログにもよく記した。
娘が言うには、いつ電話しても「痛い」話だと言う。当初は余りにも哀れじみた訴えに、私はむしろ不愉快だった。家族に心配をかけては、満足感を得る様に感じたからだ。
私は癌患者だ。全身7カ所の切開手術に永久気管孔、抗がん剤に腸ろうに‥。私以上イタイ思いをした人は、同じ癌患者でも少ないだろうと、自他ともに認める経験をした。その私に、それを見てきた私の家族に、自分の痛い話を力説する人は、実母しか知らない。
最初は「歯が痛い」から始まった様に記憶している。
虫歯にはめ込む金属がアレルギー反応を起こしていると、歯医者が判断して治療をしたらしい。銀歯を取り換え、痛み止めで誤魔化すしか方法は無い。
確かにそれは、誰でも経験する痛みだ。実兄が口内を確認したらしい。しかし言う程、どこに口内炎が有るか分からない程度だったと報告してくれた。
次の愁訴が、帯状疱疹。
これは私も経験した。皮膚に現れる湿疹と比例しない、体内に強い痛みを伴う。私も眠れない程に痛かったが、通常なら1~3週間で完治する。年老いた義母も頭部に酷いただれが出来たが、1カ月程度で完治した。これが実母の場合は、半年経ってもまだ痛い。体中にヘルペス様の水泡が出来たと訴える。
そして次は関節や肋間など、神経系疼痛だと言い張る様になる。頭も目も痛い。
腰が痛くて起き上がれなくなり、全身が痛いので家事も出来ないと言う。
この頃には内科や歯科から処方された痛み止めや胃薬などで、胃腸障害や腎障害なども訴えていた。しかも実母の睡眠障害は私が若い頃からで、睡眠を良くする薬も長年服用している。明らかに薬のコントロールが出来ていない。
ドクターショッピングの日々
同時期に、ドクターショッピングも始まった。
当初は田舎の町医者であったが、先生が痛みを分かってくれないと、中央総合病院、市民病院、国立病院、私立の大学病院、そして遂に、私と同じ大学病院へと通いだす。
その間わずか、1年ほどだろうか。
どうやって紹介状をもらったのか不明だが(聞く気になれない)わざわざ同じ病院に通うという、その本心は想像に易い。
訪ねてくれた実兄の話では、大学病院で「椎間板ヘルニア」に近い症状だと言われたらしい。椎間板ヘルニアで大学病院を受診したなんて、よく診察してくれた!
オマケに最近はずっと、どこの病院が処方したのか「鬱の薬」を、その効果が無いと訴えると次には「躁の薬」を処方されているらしい。しかも自己判断で勝手に「この薬は私には合わない」と、飲んだり飲まなかったりを繰り返しているらしい。今更でも副作用を懸念している。
これは素人の私が結論付ける話ではないが、精神の疾患ではなかろうか?
80歳に近い年齢の女性なら、ある程度の痛みを抱える持病があるのは普通だろうに、それにしても疾患名と痛みの訴え方に差があり過ぎて、どんどん酷くなる。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dentalmedres/32/3/32_221/_pdf/-char/ja
老人性ヒステリーなどの気分障害から ⇧ 慢性疼痛を引き起こしていないか?
親育て
子育てとは、親が子供を育てる事だ。
だがここで私が言う「親育て」とは、ある程度責任ある大人になった子供が、年老いた親に対して「子供が 親を 育てる」ことを言う。
例えば私の「親育て」のケースだ。
私は自分が病気であるとの理由と、親からの過干渉による呪縛から逃れるために、親育てを放棄した。連絡も家族任せの「ネグレクト」だ。
その場合、親は子供からのネグレクトを受けても、大人の対応が出来るのか?例えば「カコも体調が辛いだろう」とか「老婆が参加するより若い人で行っておいで」という様な理解を示す対応だ。
私は理解ある対応が出来ない‥とは言わない。
しかしそれは、信頼関係や愛情の一致があってからの理解であって、子供側の一方的なネグレクトは、必ず親側のバランスを欠くと改めて知る事となる。
どうやら実母は、私の娘にひたすら「あなたのお母さんが大好きだ」と言い続けているらしい。私の健康を気遣い、今でも生きがいだと話す。
なんと悲しい一方通行だろう。
それでも私がネグレクトを続けたおかげで、実母は実父が亡くなってから、寂しさの余りに痛みが治まらない。ドクターショッピングをしないと、希望が見いだせなくなっている状態に陥っている。
私の親育ては、完全に失敗した。
僅か1年やそこらで、実母がおかしくなってきた。
見事に予想を反する老い方、正に「理想の老後」の真逆。
親育ての正解
先に私が後悔の念を抱いたと記したが、それは「ほったらかしにした」に他ならない。
癌になる前に、親が完全に老いる前に、親に会いたくないその「理由」をしっかり伝えれば良かった。親が好きになれないのだから、何故好きになれないのか、その話題を話し合うべきだった。喧嘩上等、殴り合いでもした方が良い。
もちろん話したところで、どうせ理解なんかしてくれない。理解したら親も苦しくなるから、沢山の言い訳と共に老いていく。子供を傷つけた過去なんか綺麗サッパリ忘れて、どんどん正当化されていくだろう。
だからといって、子供が親に何も伝えず無視し続けると、親はきっと「親としての自分」まで理想化して、遂には実母の様になってしまう。
私の実母は「ほったらかしにされる理由」が分かっていない。
私が今でも惜しみなく愛情を実母に注ぎ続けていると、それはまるで幼い時と同じ様に娘は母を慕い続けると信じているのだ。
それはあなたの勝手な幻想だと、もし私が若い頃からしっかり伝えてきたならば、実母は私を追わないだろう。
構って欲しい実母は、娘を通して、私に痛いと訴え続ける。
これから
これからどうしようか?
母にとって最高は、私がマメに実家に赴き、手を取って同じ大学病院に通う事。
私にとって最悪は、私がマメに実家に赴き、手を取って同じ大学病院に通う事。
そしたら、痛みが消えたりして、私の肺炎が癌化したりする‥。
実兄も兄嫁も、責任管理職に右往左往している。これ以上を望むのは、酷だと言わざる負えない。この6年間、年がら年中、実母からの愁訴を聞いてきた実兄にとって、実母の痛みに関心が薄れるのは当たり前。
義姉に相談したら「デイサービス」などの利用を勧めたら‥と助言をくれた。しかし誰がそれを勧めて説得し、手続きをして通わせるのか?
精神科に受診をさせたくても、本人の自覚が無ければ薬も飲まない。ペインクリニックに効果はあるのか?老人の一人暮らしは、こんなものなのか?
だれか助言ください。
読んで下さってありがとうございます。
最近 グチっぽくて スイマセン!
また来週(@^^)/~~~