こんばんは。

  猛暑日が続いた先月の時点で、9月も残暑が厳しい日が続くだろうと予報が発表されていましたが、

暑さ寒さも彼岸まで

とはよく言ったもので、朝晩はだいぶ涼しくなった感があります。ただ、昼間は全国的にまだ気温が高い状態が続いており本州では30℃を超える日が今後もあると予想されています。晩夏から初秋の時期に差し掛かるとは言え夏の空気がまだ頑張っています。

 一方で、北海道では今週末気温がぐっと下がり少しずつ秋が近づいている事を実感します。そろそろ旭岳の初冠雪の便りが届く頃でしょうか。

  それを物語るように気圧配置も夏から秋へ移り変わる姿を見せています。気象庁が発表した明日(14日)9時の天気図がこんな感じです。

 

14日9時予想天気図(気象庁HPより)


 オホーツク海に中心がある冷たい空気を持った高気圧、太平洋に暖かい空気を持った高気圧があり、間に前線が存在しています。暖かい空気と冷たい空気が本州付近で鬩ぎ合い、そこに低気圧が発生すると言う事で、天候が不順になっています。6月の梅雨に対して、こちらはよく「秋の長雨」と言われていますが季節の変わり目の特徴的な気象現象と言えるでしょう。

 今年はとにかく猛暑だった印象が強かった事もあり、ぐずついた天気のその先に秋は突然やって来たと言う感覚になるかも知れません。

 各地の週間予報をみると

13日23時気象庁発表 週間予報

 

 

 今週は沖縄・奄美地方を除き、全国的にぐずついた日が続くと予想されています。ここをしのいでお彼岸を過ぎた頃から安定した秋晴れとなるのが秋の特徴的な天気ですが、上の週間予報の通りまだ30℃を超える日があると予想されている事や、ここ最近は台風の大型化、海水温の影響もありそうとも言えない状況となっています。そこで衛星画像で雲の様子を見ると、

 

 13日21時赤外画像(気象庁HPより)

 

 赤線が赤道、青く囲った所が日本列島です。北緯5~15℃辺りに今後、渦を巻きそうな雲の塊がちらほら見られますが、これが何れ台風となるかは現時点では何とも言えません。それより、日本南岸の太平洋上に雲らしい雲が無い事から9月になってなお太平洋高気圧が健在であると言えるでしょうか。

                            
 一方で台風のエネルギー源となる水蒸気をもたらす海水温の様子を見ると

 

 

12日海水温(気象庁HPより)

 

 9~10月に発生した台風が進むと予想される太平洋上の海水温が30℃となっています。これは平年より1~2℃高くこの付近で台風が発生すれば、あまり衰える事なく本州付近にやって来る可能性が高くなります。

 

 昨年秋、そして先日と台風が各地に大きな被害をもたらしたのは記憶に新しい所。近く発生する可能性が低いとは言え、最新の気象情報をチェックし、いざと言う時に動けるよう備えたい所です。

 

 

 

 


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