長男:「あ、今度、友達と映画に行くから、ちょっと恵んでくださいな」
と、長男が言ってきた。
うちはお小遣いは申請制。何に使うかはっきりしてれば、必要な分あげる。
あとはお手伝いをしたときもお駄賃で何百円かあげてる。
でも、ゲームとか漫画とか、そういうそれぞれの趣味嗜好的なのものは、お年玉とかで買うようになっているのが暗黙のルール。
私:「あそ、わかった。行くときあげるわ。どうせまた、○○くんと、オタッキーな映画でも見に行くんでしょ」
長男:「ううん、○○さんと行くから、そんな映画じゃない」
私:「・・・・・・・・・・・・・・・・・え????」
長男:「たまたま、その映画の話になって、『じゃあ、一緒に行こう』ってなったから・・・・・」
〇〇さんというのは、ちょうど一年前ぐらいにこのブログで書いた女子。
運動神経がゼロで性格が偏ってて人づきあいが苦手なため、男友達でさえ少ない長男に、なぜか毎年誕生日プレゼントをくれたり、なにげないラインをしてきたりする、唯一長男が普通に話せる女子。
しかも、トラブル続きだった長男の過去を知らない人・・・・・というわけでなく、同じ中学校から入学してきた人で、男女で違うものの、長男と同じ種目の運動部だった。
同じ中学校だから、うちの次男が知的障害で特別支援学級だったのも、もちろん知ってる。
・・・・ま、いわば今の高校の中で、一番、長男のディープ&黒歴史な部分を知っている女子・・・・・・のはず。
私:「えっと・・・・・・・・付き合ってるわけじゃないんだったよね」
長男:「え????付き合う???? 俺が???? そりゃあ、彼女は欲しいよ。 でも、男友達も一人か二人しかいないんだよ?
男ともしゃべんないのにましてや女子となんか、まともにしゃべったこともほぼないのに、できるわけがない。」
私:「いや、だから・・・・、〇〇さんは女子」
長男:「女子である前に人。」
私:「はあ」
長男:「数少ない、気の合う、しゃべれる人。母さんはすぐ、そうやって引っ付けようとするからよくないよ。」
私:「そう・・・・・・・・・・・。」
でも、男女二人で、映画を見てお茶をして、ぶらぶらして帰ってくるのは、はたから見ればデートではないのかな・・・・。
長男は私やばあさんの荷物とかを進んでもってくれたりするタイプなので、たぶん、〇〇さんがお買い物とかすれば荷物とかは持ってあげたりするだろうし、身長も180超えていて、身長だけはほかの男子に負けてないので、なんというか、街で女の子と歩くのは、そこそこ見栄えだけはいけると思うんだけども・・・・。
そこを〇〇さんも、いい方で評価してくれないだろうか・・・・・・。
そもそも、すでに長男のことを理解してくれているからいろいろ説明しなくていいし、
そのまま、もしよろしければ彼女になんかなってくれれば、長男も、多少人づきあいで成長できるのではないだろうか・・・・。
などという、勝手な妄想にふける私であった・・・・。
どうか、まずは楽しく過ごせますように・・・・。