長男がバイトを始めて、今日で2週間。
週4回、5時間入るようにしている。
ADHDでアスペも入っているだろうから、とにかく人づきあいが得意でない長男が、どんだけ働けるのかなと思って様子を見ていたが・・・・
これが、意外と働けていてびっくりw
でも、当然いろいろと苦労はあるようで、バイトから帰ってくるといろいろ話してくれる
最初は
長男:「いやー、働くって大変だね。あんなに緊張していろんな人と話しているのに1時間で8百なんぼしかもらえないなんてね。」
私:「とか言ってるけど、ちゃんと働けたの?実際は800円どころか、500円分も働いてないんじゃないのw?」
長男:「ま、正直なところ、そうだよね。まだ、教えてもらってばかりだもんね。
でも、副店長とかマネージャーさんとか大学の先輩たちとか、同じ一年生とか、お客さんもだけど、とにかくいろんな人としゃべったね。
ちょっと声を高めにして『いらっしゃいませー』っていってさ。
でもね、レジで『袋はつけますでしょうか』って言いづらくって・・・・・、
先輩からは『袋はつけますか?でいいんだよ』って言われるんだよね。
なのに、勝手に俺が『つけますでしょうか』ってつい言っちゃって、勝手に噛んでしまって、勝手に困っているだけの話なんだけどさ・・・」
なんて、やりとりの話だったけど、2日目過ぎると
長男:「葉物とたばこがわかんないんだよね」
私:「え?刃物?」
長男:「は・も・の! キャベツとレタスとサニーレタスと・・・、・ほうれん草と小松菜と・・・、ネギとにらと・・・、区別がつかなくてさ」
私:「ラベルがあるんじゃないの?」
長男:「それが、地域商品だと『農家から直接取り寄せましたー』みたいな感じで、ラベルがついてないんだよね」
私:「どうすんの?」
長男:「先輩に確認したよ。『キャベツとレタスがわかりませーん』って。そしたらめっちゃ苦笑いされた」
私:「よく食べてるじゃん」
長男:「でも、ほら、家で食べるときはちぎったり切ったりしてるじゃん。丸いままビニールに入ってるとどっちかわからんよ。
あと、たばこは、おいちゃんがレジに来て『にいちゃん、キャビン、キャビン』っていうけど、さっぱりわからなくって困ってたら、
『あ、新人さんだからわからんか。〇番!〇番ちょうだい!』って。
そもそもキャビンがたばこだということも知らないし、キャビンというたばこもどこにもないわけさ。
〇番はわかるけど、それを見てもキャビンじゃないわけさ。だから困っちゃった」
私:「ああ、そうか、キャビンはウインストンに名前が変わったからね。でも、長年吸いなれた人はキャビンと言うもんね」
長男:「そうそう、それも先輩に教えてもらった。てか、かあさん、良く知ってるね」
私:「昔、コンビニで働いてたからね。たばこの種類はわかるよ。
それに、おいちゃんについては、そういうことはよくあったよ。
いきなり『ねえちゃん、〇番!』っていうし、新聞なんかは、レジを待たずに『もらっていくよー』って、お金だけポンとおいていくとかね・・・。」
とか、そんな話をしてると、一週間ぐらいで、更に
長男:「葉物もたばこも慣れてきたけど・・・・、カードの種類が苦手なんだよねえ」
私:「ああ、いろいろあるもんね」
長男:「ポイントカードなのか、クレジットなのか、どっちも機能がついてるタイプもあるからどっちを使って支払うのか客に確認しないといけないし、ペイもいろいろで・・・」
で、2週目になると
長男:「今日は、一時間遅く入ってほしいって。調整でその時間のバイトの人数が少なくなったらしい。
夜は副店長さんがいるとジュースおごってくれるんだよね。
それにしても・・・だいぶん慣れてきたな。
慣れてきて怖い。かえって調子に乗ってミスをやらかしそう。俺はそういうタイプだから・・・・。そんな時期だよね。気を付ける・・・」
とまあ、こんな感じで変化してきた。
心配で何度か買い物に行ってみたけど、確かにスムーズにレジができるようになっていた。
わざと、キャベツとレタスと小松菜とほうれん草とプリンを買って袋を持たずにクレジットカード払いにした。
さらに「スプーンを付けてください」
と言ってみたが、すました顔で「いらっしゃいませー」「○○円です」「カードをお返しします」「ありがとうございましたー」と、ちゃっちゃとレジを打っていた。
でも、レジの途中で、小さい声で挟むように、
長男:「・・・・ハイチュー!、・・・・・そこのハイチューも一緒に買って♡」
とレジ横のハイチューをねだってきたのが笑えた。
一緒にいた長女が、袋詰めをしながら
長女:「・・・・・・兄ちゃん、レジしながら横目でずっとハイチュー見ながら、食べたいって思ってたんだろうねw」
と言って、笑ってしまった。
いやいや、それにしても、やっぱりいい経験になってる。
生活に必要なことが身についてきているように思う。
頑張ってね!