ラストその4「霊界研究の今後」丹波哲郎さん水木しげるさん対談 | ポポ山に祈りを込めて

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しばしの休憩を。

前回のつづき。最終章です。

別冊ムー昭和60年11月5日発行「丹波哲郎の霊界への招待」より。


④「霊界研究の今後」


丹波 「ところで、霊界とこの人間界は、いったいどのような関係にあるのか。全体を海にたとえれば、ヘドロの人間界もまた霊界のうちなのですが、ここに、あの世とこの世の関係を知るためのきわめて興味深いデータがあるのでご紹介しましょう。


昭和25年11月7日、高知県で国鉄バスが運転をあやまって崖から川に転落し、30数名が死亡するという惨事がありました。


ところが、この事件が発生する2日前に、ある霊能者が、この事実をそっくり予言していたのです。惨事の起こった川の名、おおよその死者の数まで予言し、ぴたりと一致していました。さて、この事実をどのように考えたらいいと思いますか。」


水木 「たまにそのようなことを耳にしますがね。どのように考えたらいいか、見当がつきませんな。」


丹波 「日本最大の霊能者といわれる出口王仁三郎が、当時の宰相・原敬の暗殺を予知したことはよく知られているし、三田光一は50余年も前に月の裏側を念写していますね。わたしは霊能力者ではないし、だから霊界の宣伝マンだと思っていますが、しかしそのわたしにも、この現実で起こることは、霊界のプログラムにすでに決められているとしか思えんのです。」


水木 「それでは、どの人が事故死して、どの人が病死するか、あらかじめ、あの世で決定されているということですか。」


丹波 「わたしは宿命論者ではないし、心がけしたいで運命は変えることができるかもしれないと思っていますが、大惨事などの場合、霊界のプログラムどおりにすすんでいると思わざるをえない。となると、霊界研究はこの現実の人間界の動きを知る最大の手がかりなんです。そんなぐあいで、現代の霊界研究の2本柱は、近似死体験と霊界通信ということになります。」


水木 「この世にいながらにして、あの世を見てくるのが近似死体験ですよね。しかしこれは近似死体験しようとしてできるこっちゃないですな。ひょっとして、そのままあの世へ行ってしまうかもしれない(笑)。」


丹波 「ええ。ただ、生きながらにしてあの世の人ではないか、という人はいますね。わたしが『霊人の証明』で紹介した長南年恵(ちょうなんとしえ)です。


文久3年(1863)に山形県で生まれた彼女は、21歳のときに口から血を吐き、一生をとおして生理がなかった。念力による物体引き寄せの超能力で知られるようになるのですが、31歳ごろより食物をほとんど摂らなくなり、大小便、いっさいしなかったというんです。世間を騒がせたというので、67日間監獄に入れられるんですが、そこでも、いっさいトイレを使用しなかったという証言がのこっていますよ。」


水木 「ほう。その人はそれでも人間ですか。」


丹波 「わたしは、長南年恵を霊界の人間、つまり霊人と名づけたんです。なにしろ、年をとらないのです。40歳をすぎてもせいぜい24~25歳くらいにしか見えない。せいぜい30キロくらいの彼女を背負うと、重くも軽くもなったというんです。明治40年に、44歳で他界・・・というより、もともと属していた霊界に戻ったのですが、棺の中の死体が重くなったり軽くなったりしたといいます。死んでからも、いたずらをしたんですな(笑)。」


水木 「わたしは生まれ変わり=輪廻転生の仕組みがようわからんですよ。催眠術をかけ、0歳から前世にまでさかのぼって、知っているはずのない外国語を、とつぜん喋りだしたなんて話があるでしょう。」


丹波 「ありますね。霊魂はいつ受胎するかについてもさまざまな説があり、エドガー・ケイシーほどの霊能者でも出産後といっています。しかし、わたしが思うに、この地上で男女が愛の行為をしているとき、その「気」を感じて、霊界から霊魂が呼び寄せられ、受胎と同時に入りこむんだと思いますね。」


水木 「なるほど。ところで、あの世というのは宇宙の果てにあるものでしょうかね。」


丹波 「広い意味での霊界は上から「神界層」「天上層」「天界層」「霊界層」「精霊界」「地獄界」の7層に分かれているのですが、「精霊界」で上空400~500キロと考えられていますね。となると「神界層」にいたってはそれよりはるか上空でしょう。


わたしはね、宇宙飛行士が地球に戻ってからの言葉にすごく興味を持っているんですよ。かれらはドカーンと全身に、神を感じるというんですな。体験してみないとわかりませんが、月の近くまでいくと神の波動(バイブレーション)が満ち満ちているのじゃないでしょうか。で、宇宙飛行士は地球に戻ってから、神父になったり、聖職に就いている人が多いですよ。」


水木 「うーむ。どうせ霊界へ行くなら、悪霊と肩を並べて過ごすのでなしに、そのような神に近いところまで、行きたいものですな。」


丹波 「霊界では、悪霊と善霊がとなり合ってすむことはありませんよ。うそと偽りのない100%本心の世界ですから、同じ霊格をもった者同士がいっしょに暮らすわけです。どうです?どちらが先にあの世へ行くかわかりませんが、あちらでまたお目にかかりたいものですな。」


水木 「そうですね。そして、あの世でまた、このような霊界対談をやったりして(笑)。」


以上、丹波哲郎さん水木しげるさんの対談でした。


今回は私もお二人の貴重なお話を知ることができて嬉しく思いました。

あれから30年経った現在、霊界研究については「江原スピリチュアリズム8つの法則」が霊界通信の大元となりますので、興味のある方は図書館などで調べてみてください。


これは私からですが、

輪廻転生はないんです。


私たちはさまざまな魂を分け合って作られた一つの個として地球に降ろされました。

なので、私はわたしであり私以外のなにものでもないと思っています。

もちろんそのさまざまな魂の過去をもっていますのでその影響は大きいのだと思いますが、

それでも今を生きるのはこの世でもあの世でもたった一人の「わたし」であるので、

産土の神さまがせっかく地球に降ろしてくれた責任もあり、自分の人生は誰のせいにも出来ません。


そして私のたましいはあの世から親になる人を見ています。

これは私の夢だったのかもしれませんが、もちろん私も霊能力者ではないけれど、

私はあの世から母親を見ていた記憶があります(胎内記憶ではなくて)。


そのときは私の兄もまだ生まれる前だったので、順番待ちといいますか(笑)受胎する以前から私はこの世に生まれる準備をしていたんだと思います。

私を生んでくれる母がどのような人なのか、どのような人生でどのような喜怒哀楽を経験しているのかをしっかりと見ています。そのときの感情は不思議なくらい冷静沈着で静かに静かにその様子を見ている私がいました。だから親を嫌うも許すも、ただこんなやっかいな私を、母が自分の命をかけて産んでくれた。育ててくれた。その事実だけで感謝しなければいけないんです。


いくら親でも世の中には愛情の足りない人、愛情の深い人、たましいの階は人それぞれなので不満が出るのは仕方のないことですが、すべては自分の学びに見合った両親の元に計画的に生まれてくるので、親を良く思うも悪者にするのも結局のところ自分次第だと、私も痛感した時期が長くありました。


私たちは生まれるときに、すべての記憶は記憶を預かる神さまがいらっしゃるので、地球に降ろされる直前に自分で自分の記憶をその神さまに預けます。

よく陰謀論で記憶を消されたから人間は奴隷だと騒ぐオカルト論者がいますが、それを聞くたびに私は笑ってしまいます。だって自分で預けたんだから。そうしなければなんのためにこの大変な地球にわざわざ降りてくるのか意味がわからなくなりますよ(笑)(それにもし全ての記憶が戻ったら通常の精神は保てなくなるかもしれません)


私たちは地球でたくさんの困難や喜び、感動を得て愛を知り、この大切な御魂を愛で輝かせるために地球に降りてくるのです。なにも大きなことではなく、政治だの俗世のことはどうでもいいんです。まずは自分の生活と自分の身近な大切な人たちのことを一番に考えてください。真の幸せとはどういうことなのか、きっとわかると思います。


長々とありがとうございました一反木綿ドキドキ