新元号「令和」との発表後、総理大臣官邸にて安倍総理大臣によって会見が行われましたね。
新元号『令和』、令月?
出典は「万葉集」からという事で、
時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す
出典:万葉集-梅の花の歌
令月とは、何だろう?
れい‐げつ【令月】
1 何事をするにもよい月。めでたい月。「嘉辰(かしん)令月」
2 陰暦2月の異称。出典:コトバンク
めでたく和やかであるようにという意味合いでしょうか。
由来を知らないままに”令”を「いいつけ・おきて」と捉えてしまうと印象が下がってしまいそうで有る事は懸念されますが、SNSを眺める限りはポジティブなコメントの方が多そうです。
また、マイナスイメージを持ってしまう方もマイナスイメージを持ったところでストレスを増長する割に得るものが見当たらないため、出来る事ならば前向きに捉えてみる方がストレスは少なくて済みそうです。
令和由来のビジネスが流行る?
新元号への移行の影響として「万葉集ブーム」が訪れたり、新生児やキャラクターに名付ける漢字に「令」・「和」が増えたりするのでしょうか♪
また、判子やカレンダー、その他公的資料などの元号が必要なもの全てに新元号に合わせて製作が必要になりまふから業者さんは慌ただしくなりそうです。「令和」ですから”令”・”R”が追加されるのでしょうか。
その他、飲食店等でも令和定食、令和ラーメンなど登場しそうな予感。暫くは「令和に纏わるイベント」が賑わいをもたらしてくれそうです。
2019/5/1から新年号となる予定
平成天皇陛下退位日が2019/4/30予定に因み、5/1から「令和」となるようですね。
生まれ月による児童の人間関係をちょっぴり懸念
昭和から平成への移行は1月だったため同学年において旧元号者が多い割合だったものの、平成から令和へは5月という事もあり同学年における旧元号者の割合は少数になりそうです。
集団と異なる事や少数派に排他的さが伴いやすい幼少期に嫌な気分になる子供が現れない事を願いたいものです(-人-)。
新しいモノに色めき立っては、やがて平静を取り戻していく。新鮮なものが当たり前として受け入れられていく頃には、年号の違いを意識する人も少なくなるのでしょうね。
(我儘を言えるならば伝統とはいえ、公式施行の月日を揃えて欲しいとは思いますけれども素人考えの素人都合ですしね。試験類は西暦で纏めて欲しい…等。)
西暦を令和にするには下二桁-18
西暦2019年MAY=和暦”令和元年(1年)”5月になる予定ですので差は下2桁は-18年ということになりそうです。
元年に関しては日付を覚えておく必要がありますが…、試験などで西暦と和暦を変換するためには覚えていて損はないのかもしれませんね。
昔どこかで覚えておいた方がいいと推奨されたものです。
西暦から和暦に変える差は、
・『昭和』の場合-25差(昭和元年=西暦1926年12月25日)
・『平成』の場合+12差(平成元年=西暦1989年1月8日)
・『令和』の場合-18差(令和元年=西暦2019年5月1日予定)
西暦から昭和-1925、平成-1988、令和-2018をする方が元年を導くには正確かとは思いますが、下2桁計算でも可能です。
※元年は0年では無く1年ですので1残る数値に足し引きします。
平成のみ-88差(1900年軸)では無く計算しやすいように+12差(2000年軸)にしております。
勿論、昭和-25差(1900年軸)、昭和+75差(2000年軸)、令和-18差(2000年軸)、令和+82差(2100軸)に変えても計算可能かと思います。
※「◯◯◯◯年軸」は元年にするために引かれた百と千の桁の年にあたります。
昭和の場合、1926-25を1901となるのでそこから-1900で元年となることから1900が軸になり、
1926+75によって2001とした場合、-2000で元年ということになりますので2000が軸ということになります。
軸は和暦を西暦に変換する際に役立ちますが、西暦を和暦にする場合は、下2桁だけでも計算できるため、そこまで気にしなくても構いません。
足し引き後の百と千の桁は元号100年を超えない限り(天皇即位から100年を超えない限り)は切り捨てでも大丈夫です。
例1)平成の場合、2019-88差=1931、2019+12差=2031ですので百と千の桁を切り捨てれば平成31年を導くことは可能というように。
勿論、綺麗に計算するには1931から-1900年軸をして31年。2031から-2000年軸をして31年と引き算する方が切り捨てなくていいのですが、下2桁の方が計算が早いです。
(平成は4/30日までの予定ですのでその年全てが平成31というわけではありませんので元年については日付を知っておく必要があります。)
ただし!西暦→和暦ではなく、和暦→西暦を行う場合には、その軸の年数を足す必要があるので覚えておいて損は無いかと思います。
例2)昭和の-25差や+75差は1989年(昭和末年)を超えて使うとどうなるのか?
2019年の場合、2019-25差=1994、2019+75差=2094
つまり、昭和が続いていたとしたら下2桁の94年目という事ですね。
この千と百の桁の切り捨ての計算法ですと今後100年、200年と重ねてしまうと百の桁に混乱してしまいそうですが、旧元号が続いていたらと考える事も稀ですし、先程も述べた通り天皇即位から100年以上続くという事は新生児の皇太子様即位し100歳以上かつ自身がそれ以上に長寿であるという条件に当てはまらない限りは問題無いはずです。勿論、軸年数を把握していれば100年越えても大丈夫です。
例3)2030年は令和何年になる予定?
2030-18差=2012→下2桁→令和12年(予定)
また、令和の場合の語呂合わせとして、
Reiwa-18を略して「R-18」という覚え方もありそうですがR-18(Restricted 18)は”18歳未満制限”の意ですので元号という愛でたいものに合わせしてしまうのは少々躊躇われるかもしれませんね。
特に児童に教えにくいです。
むしろ、いかがわしさ漂うR18をせずともシンプルに児童にも分かりやすいように語呂合わせがする事は出来るのです。
西暦を令和にする場合は、レイワ→018の語呂合わせが便利
令和自体を数字に当ててしまうと、
「レイワ=018=18」と覚える方がストレートなのです٩( ᐛ )و
細かいことを言ってしまうと、レイイワになってしまいますが0をレイだったりレーだったり言う事もあるので許容範囲でしょう。
更に、こじつけてしまえば、
『レー18』となります。
R-18のハイフンがマイナスの代用のように、レーの伸ばし棒がマイナスの代用にできてしまいます。
が、18差という事が分かればいいので「令和=018=令18」で十分かもしれませんね。
西暦→和暦のまとめと軸年数込みの例
西暦→和暦の場合は百と千の位は切り捨てでも構わないのですが、和暦→西暦のためにも丁寧にやっておくことに致しましょう。
昭和-25(1900年軸)、昭和+75(2000年軸)
例)1960年は昭和35年
1960-25-1900年軸=35
1960+75-2000年軸=35
平成+12(2000年軸)、平成-88(1900年軸)
例)2014年は平成26年
2014+12-2000年軸=26
2014-88-1900年軸=26
令和-18(2000年軸)、令和+82(2100年軸)
例)2055年は令和37年予定
2055-18-2000年軸=37
2055+82-2100年軸=37
これらのどちらに慣れておくと計算しやすいと思います。コロコロ変えているとプラスだったかマイナスだったか混乱しやすくなるため御注意下さい。
個人的には、数値の少なく計算のしやすい左側の方が使いやすいです。
次は、その和暦→西暦について述べていきましょう。
和暦を西暦にするには、
逆に和暦を西暦にする場合は、先ほどのプラスマイナスは反転するのでご注意下さい。
そのため、昭和+25差、平成-12差、令和+18差となります。
更に、和暦→西暦においては、下2桁を計算後に1900あるいは2000を足す必要があります。※西暦は4桁ですので♪
(上で述べていた1900年軸やら2000年軸などと述べていたものが西暦化に役立ちます)
※昭和は1900年代(1926〜1989年までしかないので昭和64までを西暦に変える場合は導き出した下2桁に一律の+1900で計算が可能です。
軸年数を忘れていても問題ありません。だって、昭和には2000年代や2100年代がないから!
という事で、早速、計算していきましょう。
計算式)昭和の年48+25差+1900年軸=1973年
となります。
注意点として、もしも75差の方を使う場合は2000年軸ですので昭和48-75差+2000年軸=1973となります。
ただ昭和の場合は、軸何年なんてわからなくても大丈夫!
昭和48-75差+1900年軸=1873となりますが、
昭和は1900年代しかないため、1873から下2桁を取り出し+1900をすればいいだけなのです。
=73+1900ですので、1973年となります。
(※また同じ理由から、令和も2000年以降しか存在しないため導き出した下2桁に一律+2000で計算可能ですので2000年軸(18差)か2100年軸(82差)についてチンプンカンプンでも大丈夫)
※但し、平成はそうはいかない!
平成は1989〜2019年まで存在しますので御注意下さい。
平成においては軸をしっかり把握しておく方がいいかもしれません。
例)12差の場合は1989+12=2001そこから-2000する事で1年(元年)という計算をしているため2000年軸となります。
つまり、和暦を西暦化するには下2桁を計算し、更に引いた分の西暦を戻してあげればいいのです。
また、西暦→和暦では+12差ですが、和暦→西暦にするには反転し-12差となります。
それらを踏まえて、
2000年軸の計算式)平成9-12差+2000年軸=1997年となります。
一方、
1900年軸の計算式)平成9+88差+1900軸=1997年となります。
さてさて堅苦しい算数は捨て置くとして愛でたき新元号の門出まで1ヶ月を切りました。平成の内にやっておきたい事があれば悔いなきように思い出作りに励むのも一興かもしれませんね。