今日もいいお天気なイギリスです。

 

先月の28日にボリスさんから、ロックダウンの規制が緩和され、その内容が発表された訳ですが、その後、どう変わったのか?

私の見た限りでは、

 

街が賑わいを取り戻しつつあります。

 

規制緩和されたとは言え、ソーシャルディスタンスの2mの間隔を取った上で、外で、6人までの集まりならOKとかいう決まりになったと思いますが、実際に外に出てみれば、ティーンの子たちは、集まり放題だったり・・・とまぁ、外に出る人が増える分、ソーシャルディスタンスを守り切れないという状況になりますよね?皆、2mずつ取ってたら、どれだけ広い公園だって、直ぐに埋まってしまいますよ。

 

ただ、街にも少しずつ活気が戻ってきたというのは、嬉しいかなぁと思ったりもするわけです。

 

そんな中、昨日、BBCNewsから出た記事

 

https://www.bbc.co.uk/news/uk-52880399

 

It is now a crime to stay at someone else's home overnight, or to hold gatherings of two or more people indoors or more than six people outdoors, under new legislation.

Officers can fine rule-breakers and arrest them if they do not co-operate.

 

誰かの家に泊まったり、室内で2人以上のお客さんを招いたり、外で6人以上の集まりを開く事が犯罪に当たり、警察官は、その人達に罰金を課せる事が出来て、従わない人を逮捕する事が出来る

 

んだそうだ・・・。

 

このルールのキーポイントは、外(公園や家の裏庭)で集まれる人数というよりも、2mという距離を保つという事にあるんですよね。さっきも書いたけど、実際にじゃぁ、外に出て、2m取るとなると、かなり難しい。外に出た人全て、その場で静止するならまだしも、散歩してたり、ジョギングしてたりする人と行きかう際なんて、2mの間隔をあけれない事の方が多い。

 

先週末に、主人と娘と散歩に出かけたんですけどね。川沿いを歩いていたら、年配の女性の方が、何やら、杖の様な物を横に持って歩いていたんですよ。そしたら、その杖が、ジョギングをしていた人に当たっちゃって、揉め事に発展してしまい、最後には、誰かが、警察を呼んじゃって。

 

って、そうなんですよね。きっちりルールを守りたい人、軽~く守ってたらいいかなぁ~という人、ルールなんて、破る物ってなスタンスでいる人が一斉に外に出始めたから、こういう事が起きるのは、必然的ですよね。

この年配の女性の方は、きちんと守りたい人なんだと思うんですよ。だから、2m程の杖みたいなものを、わざわざ持ちながら散歩していたわけです。ですが、結果的に、警察から指摘を受けていたのは、この女性なんです。なんとも、皮肉というか、なんというか・・・。言われたルールをきちんと実行しようとしていたけど・・・悪者扱いになってしまった。見てて、可哀そういになっちゃいました。

 

目に見えない敵(コロナちゃん)と戦うのって、こういう副産物も生んでしまうのかなぁと思いました。皆、一体どうしたらいいのか、はっきりとした答えが分からないまま、ただ前に進むしかなくて。その時に一番ベストだと思われる事を実行してみるしかないけど、あまりにルールにしがみつき過ぎていると、皆が皆をポリーシングし始めちゃって、それこそ、コロナ以上に息苦しいコミュニティーを作ってしまうような気がするし。

 

なんだか、規制緩和されたけど、また違ったストレスが皆に溜まっちゃうんじゃないか?と思った週末でした。

 

それでも、少しずつではありますが、収束に向かっている事には変わりないので、ソーシャルディスタンスを守りながらいくしかないですね。

 

今日もお付き合いいただきありがとうございました。。